エクセルでスケジュール表を作成する方法|テンプレート・作り方・カスタマイズ術を完全解説
「エクセルでスケジュール表を作りたいけど、どこから始めればいいかわからない」
「すぐに使えるテンプレートを探しているが、自分の業務に合うものが見つからない」
「基本的な表は作れたものの、土日の色分けや日付の自動更新など、もっと便利にする方法を知りたい」
このような悩みを抱えていませんか。
スケジュール管理の悩みは、多くのビジネスパーソンが抱える共通の課題ですよね。
スケジュール管理は業務効率を大きく左右する重要な要素です。
しかし、適切なツールや方法を知らないまま場当たり的に対応していると、予定の抜け漏れやダブルブッキングが発生し、チーム全体の生産性低下を招きかねません。
かといって、有料の専用ツールを導入するには予算や承認の壁があるという方も多いのではないでしょうか。
本記事では、エクセルでスケジュール表を作成・活用するための方法を徹底的に解説します。
今すぐ使えるテンプレート4種類の紹介から、月間・年間・時間単位のスケジュール表をゼロから自作する手順、さらに担当者のドロップダウン選択や進捗バーの可視化といった応用カスタマイズ術まで、初心者から中級者まで対応した内容を網羅しています。
この記事を読めば、あなたの業務スタイルに最適なスケジュール表を作成し、今日から効率的な予定管理を始められるようになります。
目次
エクセルでスケジュール表を作る3つのメリット
仕事やプライベートの予定管理において、「どのツールを使うべきか」という悩みは多くの方が抱えています。
Googleカレンダーや専用のタスク管理アプリなど、選択肢が豊富な現代において、なぜエクセルでスケジュール表を作成することが有効なのでしょうか。
ここでは、エクセルでスケジュール表を作成する3つの大きなメリットについて詳しく解説します。
これらのメリットを理解することで、自分に最適なスケジュール管理方法を選択する際の判断材料となるはずです。
「テンプレートをダウンロードしたい」「自分で作り方を学びたい」「もっとカスタマイズしたい」…どんなニーズにも対応できるのがエクセルの強みですね!
追加コストゼロで今日から始められる
エクセルでスケジュール表を作成する最大の魅力の一つは、追加コストが一切かからないという点です。
多くの企業や個人のパソコンには、すでにMicrosoft Officeがインストールされています。
つまり、新たにソフトウェアを購入したり、月額料金を支払うサブスクリプションサービスに加入したりする必要がありません。
すでにエクセルが入っているなら、今日からすぐに始められますよ!
有料のプロジェクト管理ツールやタスク管理アプリは、確かに便利な機能を備えています。
しかし、導入には月額数百円から数千円のコストがかかることが一般的です。
たとえば、代表的なプロジェクト管理ツールの場合、1ユーザーあたり月額1,000円から2,000円程度の費用が発生することも珍しくありません。
チーム全体で導入する場合、その費用は決して小さくない金額となります。
特に中小企業や個人事業主にとって、新しいツールの導入には予算の確保だけでなく、上司や経営層への承認プロセスも必要になることがあります。
「すぐにスケジュール管理を始めたいのに、ツール導入の承認に時間がかかる」という状況は、ビジネスの現場では珍しくありません。
その点、エクセルであれば、思い立ったその日から、今すぐスケジュール表の作成に取りかかることができます。
📝 エクセルがなくても大丈夫!無料の代替手段
Microsoft 365のサブスクリプションを契約していない場合でも、無料で利用できる選択肢があります。
Microsoft社が提供するExcel for the webを使えば、Microsoftアカウントさえあれば、ブラウザ上でエクセルファイルを作成・編集できます。
さらに、LibreOffice CalcやGoogleスプレッドシートなど、エクセル形式のファイルを扱える無料の代替ソフトも存在します。
このように、エクセルによるスケジュール管理は、予算の制約がある場合でも、承認プロセスを待つ時間がない場合でも、今日から始められる手軽さが大きな強みとなっています。
カスタマイズが自由自在で業務に合わせられる
エクセルでスケジュール表を作成する二つ目のメリットは、自分の業務や用途に合わせて自由にカスタマイズできることです。
既存のテンプレートや専用アプリでは対応できない、細かな要望にも柔軟に応えられる点が、エクセルならではの強みです。
- 営業職:30分刻みの商談予定管理、クライアント名と訪問先住所の同時記録
- 製造業:シフト勤務の時間帯別担当者割り当て、メンテナンスと生産計画の一元管理
- 医療機関:患者予約と医師スケジュールの連動、検査室・処置室の時間帯別利用状況把握
このような業種や職種特有の要件に対応するためには、汎用的なスケジュール管理ツールでは限界があります。
しかしエクセルであれば、列や行の追加・削除は自由自在ですし、セルのサイズも任意に変更できます。
項目名は自社の業務用語に合わせて設定でき、必要な情報を好きな位置に配置することが可能です。
「ここをこう変えたいのに変えられない…」というストレスから解放されるのは大きいですよね!
時間の刻み方についても、15分単位、30分単位、1時間単位など、業務の実態に合わせて設定できます。
コンサルタントのように細かい時間管理が求められる職種であれば15分刻み、工場の作業シフトであれば2時間刻みといった具合に、最適な時間軸を選択できます。
| 職種 | おすすめの時間刻み |
|---|---|
| コンサルタント・弁護士 | 15分単位 |
| 営業職 | 30分単位 |
| 一般オフィスワーク | 1時間単位 |
| 工場のシフト管理 | 2時間単位 |
さらに、エクセルの関数や条件付き書式を活用すれば、単なる予定表を超えた高度な機能も実現できます。
- 特定の条件を満たすセルを自動で色分け
- 日付を入力するだけで曜日が自動表示
- 土日祝日を自動的に識別してハイライト
- VBA(Visual Basic for Applications)による複雑な自動化処理
このように、エクセルは「自分の業務に完全にフィットしたスケジュール表」を作成するための理想的なツールです。
社内で共有・引き継ぎがしやすい
エクセルでスケジュール表を作成する三つ目のメリットは、社内での共有や後任者への引き継ぎが非常にスムーズに行えることです。
この汎用性の高さは、チームでの業務遂行や人事異動が発生する組織において、大きなアドバンテージとなります。
まず、エクセルファイル(.xlsx形式)は、世界中で最も普及している表計算ファイル形式の一つです。
ほとんどの企業のパソコンにはMicrosoft Officeがインストールされており、エクセルファイルを開けない環境はほとんどありません。
仮にMicrosoft Officeがインストールされていない場合でも、無料のLibreOffice CalcやGoogleスプレッドシートでエクセルファイルを開いて編集することができます。
「このツールをインストールしてください」というお願いが不要なのは、共有する側もされる側もラクですね!
これに対して、専用のプロジェクト管理ツールやタスク管理アプリの場合、ファイルを共有するためには相手も同じツールを使用している必要があります。
チーム外のメンバーや取引先に予定表を共有したい場合、「このツールをインストールしてください」「このサービスにアカウント登録してください」といった依頼が必要になり、スムーズな情報共有の妨げとなることがあります。
また、担当者が変わった際の引き継ぎについても、エクセルの汎用性は大きな強みです。
異動や退職により業務を引き継ぐ場合、専用ツールで管理していた情報を新しい担当者に渡すのは意外と手間がかかります。
ツールの操作方法を教える必要がありますし、場合によってはアカウントの権限設定なども必要になります。
一方、エクセルであれば、ファイルをそのまま渡すだけで引き継ぎが完了します。
エクセルの基本操作は多くのビジネスパーソンが習得しているため、特別なトレーニングも不要です。
📝 チームでの共同編集も可能
Microsoft 365のOneDriveやSharePointを活用すれば、複数のメンバーが同時にスケジュール表を編集することも可能です。
クラウド上にファイルを保存しておけば、外出先からスマートフォンやタブレットでスケジュールを確認・更新することもできます。
このように、エクセルは単独での利用だけでなく、チームでの共同作業にも適した柔軟性を備えています。
エクセルのスケジュール表の種類と選び方
エクセルでスケジュール表を作成する際、最初に決めるべき重要なポイントが「どの種類のスケジュール表を使うか」という選択です。
スケジュール表には、月間、年間、1日(時間単位)など複数の形式があり、それぞれに適した用途があります。
自分の目的に合わない形式を選んでしまうと、せっかく作成しても使いにくく、結局は別の方法に切り替えることになりかねません。
最初の形式選びを間違えると、後から作り直す手間がかかってしまいます。ここでしっかり確認しておきましょう!
ここでは、代表的な3つのスケジュール表の種類について、それぞれの特徴と適した用途を詳しく解説します。
自分の状況に最適な形式を選ぶための判断基準として参考にしてください。
月間スケジュール表:1ヶ月の予定を一覧管理
月間スケジュール表は、1ヶ月分の予定を一覧で把握できる最もポピュラーな形式です。
カレンダーのように日付が並んでおり、各日に予定やタスクを記入していく使い方が一般的です。
「今月中にやるべきこと」「今月の重要なイベント」を俯瞰的に確認したい場合に最適な形式といえます。
- 個人の予定管理:会議、出張、締め切りなど1ヶ月の主要イベントを把握
- チームの予定共有:メンバー全員の予定を一つの表で調整
- プロジェクトのマイルストーン管理:重要な期日や成果物の提出日を管理
月間スケジュール表のレイアウトには、大きく分けて「縦向き」と「横向き」の2種類があります。
| レイアウト | 特徴 | 適した用途 |
|---|---|---|
| 縦向き | 週ごとに行が変わる一般的なカレンダー形式 | 印刷して壁に貼る用途向け |
| 横向き | 日付が横に並び、下の行にタスクや担当者を記入 | 業務用途、ガントチャート的な使い方向け |
業務用途では横向きの形式が多く採用されています。本記事でも横向きの月間スケジュール表の作り方を詳しく解説しますね!
年間スケジュール表:長期プロジェクトの全体把握
年間スケジュール表は、1年間(または数ヶ月から1年程度)の長期的な予定を一覧で管理するための形式です。
プロジェクト全体のタイムラインを把握したい場合や、年間を通じた業務計画を立てる際に威力を発揮します。
- 長期プロジェクトの進行管理:フェーズごとの期間やマイルストーンを視覚化
- 年間行事・イベントの計画:株主総会、決算発表、展示会などを一覧管理
- リソース配分の計画:年間を通じた人員配置や予算配分を検討
年間スケジュール表のレイアウトは、横軸に月(または週)、縦軸にプロジェクトやタスクを配置する形式が一般的です。
ガントチャートのように、各タスクの期間をバーで表示することで、複数のタスクの重なりや依存関係を視覚的に把握しやすくなります。
プロジェクトの開始から完了までの全体像を一枚の表で確認できるため、計画の遅延や前倒しを早期に発見できますよ!
📝 年間スケジュール表作成のポイント
1年分の予定を1枚の表に収めるためには、適切な粒度を設定することが重要です。
日単位ではなく週単位や月単位で管理するのが現実的です。
細かい日程調整が必要な場合は、年間スケジュール表で全体像を把握しつつ、月間スケジュール表で詳細を管理するという使い分けが効果的です。
1日・時間単位スケジュール表:細かいタイムマネジメント
1日・時間単位のスケジュール表は、1日の予定を時間軸で細かく管理するための形式です。
15分刻み、30分刻み、1時間刻みなど、業務の性質に合わせた時間単位で予定を記録できます。
分単位での時間管理が求められる職種や、1日の予定が複雑に入り組んでいる方に最適な形式です。
- 営業職の訪問スケジュール管理:移動時間も含めて効率的にアポイントを組み立て
- コンサルタント・カウンセラーのセッション管理:予約の重複防止と準備時間の確保
- 会議室や設備の予約管理:共有リソースの利用時間を時間単位で管理
- イベント当日のタイムテーブル作成:セミナーや研修の進行を分刻みで管理
「10時から11時はA社訪問、移動30分、11時30分から12時30分はB社訪問」といった具合に、時間の隙間なく予定を組み立てることができます!
1日・時間単位のスケジュール表のレイアウトは、縦軸に時間、横軸に日付や担当者を配置する形式が一般的です。
1日分だけを管理する場合は、縦軸に時間、横軸に予定内容や備考欄を配置します。
1週間分をまとめて管理する場合は、縦軸に時間、横軸に曜日(月曜から日曜)を配置する週間タイムテーブル形式も便利です。
| 時間の刻み方 | メリット | 適した業務 |
|---|---|---|
| 15分刻み | 非常に細かい管理が可能 | 複数の短時間ミーティングが多い業務 |
| 30分刻み | 詳細な管理と使いやすさのバランス | 営業職、コンサルタント |
| 1時間刻み | シンプルで入力の手間が少ない | おおまかな時間帯管理で十分な業務 |
今すぐ使える!エクセルのスケジュール表テンプレート4選
「今すぐスケジュール表が必要」「自分で作る時間がない」という方のために、ダウンロードしてすぐに使えるエクセルのスケジュール表テンプレートを4種類ご紹介します。
テンプレートを活用すれば、デザインや関数の設定に時間をかけることなく、すぐに予定の入力を始められます。
急な会議で資料が必要になった場合や、上司から「スケジュール表を作成しておいて」と急に依頼された場合でも、テンプレートがあれば慌てる必要はありません。
「急いでスケジュール表が必要!」というピンチの場面で、テンプレートは本当に頼りになりますよ
ここでは、用途別に4つのテンプレートについて、それぞれの特徴と活用シーンを解説します。
自分の目的に合ったテンプレートを選んで、効率的なスケジュール管理を始めましょう。
なお、Microsoft社が公式に提供しているテンプレートは、Excelの「ファイル」メニューから「新規」を選択し、検索ボックスでキーワードを入力することで見つけることができます。
月間スケジュール表テンプレート(横向き・シンプル)
月間スケジュール表テンプレートは、1ヶ月の予定を一覧で管理したい方に最適なテンプレートです。
特に横向きでシンプルなデザインのものは、業務での使用に広く適しており、初めてエクセルでスケジュール管理を行う方にもおすすめです。
たとえば、チーム5人の予定を一つの表で管理する場合、縦に5行のスペースを設け、それぞれの行に各メンバーの予定を記入していきます。
横に目を移せば「この日は誰が空いているか」が一目でわかり、縦に目を移せば「このメンバーは今月どれくらい忙しいか」が把握できます。
チーム全体の予定を見渡せるので、ミーティングの日程調整もスムーズになりますね
📝 シンプルなデザインを選ぶメリット
装飾が多いテンプレートは見た目は華やかですが、自社の業務に合わせて項目を追加・変更しようとすると、デザインが崩れてしまうことがあります。
その点、シンプルなテンプレートであれば、必要に応じて行や列を追加しても違和感なく使い続けることができます。
月間スケジュール表テンプレートを選ぶ際のチェックポイントは以下のとおりです。
- 年月の変更で日付が自動更新されるかどうか:優れたテンプレートでは、年と月を入力するセルがあり、そこを変更するだけで日付と曜日が自動的に更新されます
- 土日・祝日の色分けがされているか:平日と休日が視覚的に区別できると、スケジュールの確認がスムーズになります
- 印刷設定が適切に行われているか:紙に出力して使用する際に便利です
エクセルでテンプレートを探す場合は、「ファイル」から「新規」を選択し、検索ボックスに「スケジュール」「月間」「カレンダー」などのキーワードを入力してください。
Microsoftが提供する公式テンプレートの中から、目的に合ったものを選択できます。
年間スケジュール表テンプレート
年間スケジュール表テンプレートは、長期プロジェクトの管理や年間計画の策定に適したテンプレートです。
1年間(12ヶ月分)の予定を1枚のシートで俯瞰できるため、プロジェクト全体のタイムラインや、年間を通じた業務の繁閑を把握するのに役立ちます。
ガントチャート形式では、各タスクの開始日と終了日をバーで表示することで、複数のプロジェクトがどの時期に重なるか、どの時期にリソースが集中するかを視覚的に把握できます。
12ヶ月カレンダー形式は、各月のカレンダーが小さく表示されるため、特定の日付を細かく管理するというよりは、年間の祝日や重要なイベントを俯瞰的に確認する用途に向いています。
年間スケジュール表は「森を見る」ためのツール。細かいタスクは月間表に任せて、大きな流れを把握することに集中しましょう
年間スケジュール表テンプレートは、以下のような幅広い業務で活用されています。
- 経営企画部門での年度計画策定
- 人事部門での採用計画・研修計画の立案
- マーケティング部門でのキャンペーン計画
- 製造部門での生産計画
部署やチームの年間目標を設定し、その達成に向けたロードマップを描く際に、ぜひ活用してみてください。
1日スケジュール表テンプレート(時間単位)
1日スケジュール表テンプレートは、1日の予定を時間単位で細かく管理したい方向けのテンプレートです。
縦軸に時間帯、横軸に予定内容や備考を配置するレイアウトが一般的で、30分刻みや1時間刻みで予定を記入できます。
1日の中で複数の予定が入り組んでいる方には、このテンプレートが強い味方になりますよ
このテンプレートが特に威力を発揮するのは、1日の中で複数の予定が入り組んでいる場合です。
たとえば、営業職の方が1日に5件のクライアント訪問を行う場合、各訪問の時間、移動時間、準備時間などを時間軸上に配置することで、無理のないスケジュールを組み立てることができます。
「10時から11時のA社訪問の後、B社への移動に30分かかるから、B社訪問は11時30分からにしよう」といった具合に、時間の流れを意識しながら予定を調整できます。
| 時間の刻み方 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 15分刻み | 細かい時間管理が可能 | 縦に長くなり一覧性が下がる |
| 30分刻み | 多くの業務でバランスが取れる | 15分単位の予定が入れにくい |
| 1時間刻み | コンパクトで見やすい | 30分の会議などを表現しにくい |
また、複数日分を一覧できる週間形式のテンプレートも便利です。
縦軸に時間、横軸に曜日(月曜から日曜)を配置することで、1週間の予定を時間単位で管理できます。
毎週同じ曜日・時間に定例会議がある場合や、週ごとの業務パターンがある程度決まっている場合に適しています。
📝 こんな用途にも活用できます
このテンプレートは、個人の時間管理だけでなく、会議室の予約表や、美容院・クリニックなどの予約管理表としても活用できます。
時間帯ごとの空き状況が一目でわかるため、ダブルブッキングを防ぎながら効率的に予約を管理できます。
業務スケジュール管理テンプレート(ガントチャート風)
業務スケジュール管理テンプレート(ガントチャート風)は、複数のタスクの進捗状況を視覚的に管理したい方に最適なテンプレートです。
一般的なスケジュール表が「いつ何をするか」を記録するのに対し、ガントチャート風テンプレートは「各タスクがいつ始まり、いつ終わり、今どこまで進んでいるか」を一目で把握できる点が特徴です。
プロジェクト全体の進捗を「見える化」できるのがガントチャートの最大の魅力です
ガントチャートとは、横軸に時間(日付)、縦軸にタスク名を配置し、各タスクの期間を横棒(バー)で表示するチャートのことです。
1910年代にアメリカの機械工学者ヘンリー・ガントによって考案されたこの形式は、100年以上経った現在でもプロジェクト管理の定番ツールとして広く使われています。
エクセルのガントチャート風テンプレートでは、セルの塗りつぶしや条件付き書式を使ってバーを表現します。
タスクの開始日と終了日を入力すると、該当する期間のセルが自動的に色付けされる仕組みになっているテンプレートもあり、手動でセルを塗りつぶす手間を省けます。
- プロジェクトの工程管理:システム開発における要件定義、設計、開発、テスト、リリースの各フェーズ管理
- イベントの準備スケジュール:展示会や社内イベントの準備における複数タスクの並行管理
- 製品開発のロードマップ:新製品の企画から発売までの各工程管理
ガントチャート風テンプレートを選ぶ際は、以下のポイントをチェックしましょう。
- 担当者列があるかどうか
- 進捗率を入力できるかどうか
- 依存関係(タスクAが完了しないとタスクBを開始できないなど)を表現できるかどうか
なお、本格的なガントチャートを作成したい場合は、後述するカスタマイズ術のセクションで、条件付き書式を使ったバーの自動生成方法や、進捗率の可視化方法を解説していますので、そちらも参考にしてください。
月間エクセルのスケジュール表の作り方【横向き・8ステップ】
テンプレートをダウンロードして使う方法は手軽ですが、自分の業務に完全にフィットしたスケジュール表を作りたい場合は、ゼロから自作する方法を覚えておくと便利です。
一度作り方をマスターすれば、どのような要件にも柔軟に対応できるようになります。
ここでは、最も汎用性の高い「横向きの月間スケジュール表」の作り方を8つのステップに分けて詳しく解説します。
DATE関数やTEXT関数を使った日付・曜日の自動生成、条件付き書式を使った土日の色分けなど、実務で役立つテクニックを順を追って説明していきます。
エクセル初心者の方でも手順通りに進めれば完成できるよう、具体的な操作方法と入力する数式を丁寧に解説しますので、ぜひ一緒に作成してみてください。
ステップ1|新規ブックを作成しページ設定を横向きに
まずはエクセルを起動し、新しいブック(ファイル)を作成するところから始めましょう。
月間スケジュール表を横向きで作成するためには、最初にページ設定を変更しておくことが重要です。
後から変更することもできますが、最初に設定しておくと、作成中にレイアウトを確認しやすくなります。
エクセルを起動したら、「空白のブック」を選択して新しいファイルを開きます。
画面上部のリボンメニューから「ページレイアウト」タブをクリックしてください。
「ページ設定」グループの中に「印刷の向き」というボタンがありますので、これをクリックして「横」を選択します。
同じ「ページレイアウト」タブ内の「サイズ」ボタンをクリックし、「A4」を選択します。
次に「余白」ボタンをクリックし、「狭い」を選択するか、「ユーザー設定の余白」から上下左右の余白を1.5cm程度に設定します。
画面右下のステータスバーにある表示切替ボタンから「改ページプレビュー」を選択するか、「表示」タブから「改ページプレビュー」をクリックします。
この表示モードでは、印刷範囲が青い線で表示されるため、作成中に印刷時のレイアウトを確認しながら作業を進められます。
「ファイル」メニューから「名前を付けて保存」を選択し、「月間スケジュール表」などのわかりやすい名前を付けて保存します。
業務で使用する場合、A4サイズが最も一般的です。余白を狭くすることで、より多くの情報を1ページに収めることができますよ。
ステップ2|年月を入力するセルを設定する
横向きの月間スケジュール表を作成する際、最も重要なポイントの一つが「年月を入力するセルを設定する」ことです。
このセルに入力された年月をもとに、日付や曜日を自動計算する仕組みを作ることで、毎月の更新作業が格段に楽になります。
セルA1に「月間スケジュール表」と入力してタイトルとします。
フォントサイズを14から16ポイント程度に大きくし、太字に設定すると見栄えが良くなります。
セルA3に「年」、セルC3に「月」というラベルを入力します。
セルB3に年(例:2025)、セルD3に月(例:1)を入力するための欄を設けます。
この2つのセルが、スケジュール表全体の基準となる重要なセルです。
セルB3とD3を選択し、「ホーム」タブの「罫線」から「外枠」を設定します。
さらに、セルの背景色を薄い黄色や薄い青などに設定しておくと、入力が必要なセルであることが一目でわかります。
📝 別の方法:日付形式で入力する
年月を別々のセルに入力する代わりに、一つのセルに「2025/1/1」のような日付形式で入力する方法もあります。
セルB3に「2025/1/1」と入力し、表示形式を「yyyy年m月」に設定すれば、「2025年1月」と表示されます。
この方法のメリットは、DATE関数を使う際の計算がシンプルになることです。
本記事では、初心者の方にもわかりやすいよう、年と月を別々のセルに入力する方法で解説を進めますね。
設定が完了したら、試しにセルB3に「2025」、セルD3に「1」と入力してみてください。
この値をもとに、次のステップで日付を自動生成していきます。
ステップ3|日付を自動生成する関数を入力する
年月入力セルの設定ができたら、いよいよ日付を自動生成する関数を入力していきます。
ここでは、DATE関数を使って、指定した年月の日付を自動的に表示させる方法を解説します。
まず、日付を表示する行を決めます。
横向きのスケジュール表では、通常、上部の行に日付を配置します。
今回はセルB5から日付を並べていくことにしましょう。
セルB5には1日、セルC5には2日、というように、横方向に31日分の日付を配置します。
=DATE(B$3,D$3,1)
この数式の意味を解説します。
DATE関数は「DATE(年,月,日)」という形式で、指定した年月日の日付を返す関数です。
「B$3」は年が入力されているセル、「D$3」は月が入力されているセル、「1」は日を表しています。
ドルマーク($)は「絶対参照」を示し、数式をコピーしてもこのセル参照が変わらないようにするためのものです。
セルB5を選択した状態で右クリックし、「セルの書式設定」を選択します。
「表示形式」タブで「ユーザー定義」を選び、種類の欄に「d」と入力してOKをクリックします。
これで「1」と表示されるようになります。
セルC5に以下の数式を入力してください。
=B5+1
この数式は、左隣のセル(B5)の値に1を加えるという意味です。
セルC5を選択し、セルの右下にある小さな四角形(フィルハンドル)をドラッグして、AF5までコピーしてください。
これで1日から31日までの日付が自動的に表示されます。
このままでは2月でも30日や31日が表示されてしまいますが、存在しない日付の処理については後ほど解説しますので、まずは基本的な形を完成させましょう。
日付のセル(B5からAF5)をすべて選択し、表示形式を「d」(日のみ表示)に設定しておくと、「1, 2, 3…」とシンプルに表示されて見やすくなります。
ステップ4|曜日を自動表示する
日付の自動生成ができたら、次は曜日を自動表示させましょう。
曜日が表示されていると、土日や祝日を把握しやすくなり、スケジュール表の実用性が格段に向上します。
曜日を表示する行は、日付の行のすぐ下に配置するのが一般的です。
セルB6に曜日を表示させましょう。
=TEXT(B5,”aaa”)
この数式の意味を解説します。
TEXT関数は「TEXT(値,表示形式)」という形式で、指定した値を指定した表示形式の文字列に変換する関数です。
「B5」は日付が入力されているセル、「”aaa”」は曜日を省略形(月、火、水…)で表示する書式コードです。
入力すると、セルB6に「水」や「木」などの曜日が表示されます。
| 書式コード | 表示例 | 説明 |
|---|---|---|
| “aaa” | 月、火、水… | 日本語省略形 |
| “aaaa” | 月曜日、火曜日… | 日本語フルネーム |
| “ddd” | Mon, Tue, Wed… | 英語省略形 |
| “dddd” | Monday, Tuesday… | 英語フルネーム |
セルB6の数式を、日付と同様にC6からAF6までコピーします。
セルB6を選択し、フィルハンドルをドラッグしてAF6までコピーしてください。
これで、各日付に対応する曜日が自動的に表示されます。
曜日のセル(B6からAF6)を選択し、中央揃えに設定します。
また、フォントサイズを日付よりやや小さく(例:9ポイント)設定すると、バランスが良くなります。
たとえば、D3の値を「1」から「2」に変更すると、日付が2月の日付に変わり、曜日もそれに合わせて更新されるはずですよ。
ステップ5|土日を自動で色分けする(条件付き書式)
日付と曜日が自動表示されるようになりましたが、このままでは平日と土日の区別がつきにくい状態です。
条件付き書式を使って、土曜日と日曜日のセルを自動的に色分けすることで、視認性を大幅に向上させましょう。
条件付き書式とは、指定した条件を満たすセルに自動的に書式(色、フォント、罫線など)を適用する機能です。
この機能を使えば、曜日が土曜日や日曜日の場合に、該当する列全体の背景色を自動で変更できます。
📝 土曜日の色分け設定
日付と曜日のセル範囲(B5からAF6)を選択します。
「ホーム」タブの「条件付き書式」ボタンをクリックし、「新しいルール」を選択します。
「ルールの種類を選択してください」で「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選びます。
=WEEKDAY(B$5)=7
この数式の意味を解説します。
WEEKDAY関数は、日付に対応する曜日を数値で返す関数です。
デフォルトでは日曜日が1、月曜日が2、…土曜日が7となります。
つまり「WEEKDAY(B$5)=7」は「B5の日付が土曜日である場合」という条件を表しています。
「B$5」の「$5」は行を固定する複合参照で、数式が下の行にコピーされても常に5行目(日付の行)を参照するようにしています。
数式を入力したら、「書式」ボタンをクリックして書式を設定します。
「塗りつぶし」タブで薄い青色(水色)を選択し、OKをクリックします。
これで土曜日の列が薄い青色で表示されるようになります。
=WEEKDAY(B$5)=1
同様の手順で、日曜日の色分けも設定しましょう。
再度「条件付き書式」から「新しいルール」を選択し、上記の数式を入力します。
書式は薄いピンク色や薄いオレンジ色など、土曜日とは異なる色を設定してください。
これで日曜日の列も自動的に色分けされます。
設定が完了したら、カレンダーを確認してみましょう。土曜日と日曜日の列が、指定した色で自動的にハイライトされているはずです。年月を変更しても、新しい日付に対応して土日の色分けが自動的に更新されることを確認してくださいね。
ステップ6|祝日を自動で反映する(応用)
土日の色分けができたら、さらに一歩進んで祝日も自動で反映させてみましょう。
祝日の色分けを設定しておけば、ゴールデンウィークや年末年始などの連休を一目で把握でき、スケジュール調整がより効率的になります。
祝日を自動反映させるためには、まず祝日リストを作成する必要があります。
エクセルには祝日データが内蔵されていないため、自分で祝日一覧を用意し、その一覧と照合して色分けを行う仕組みを作ります。
シートタブの横にある「+」ボタンをクリックして新しいシートを追加し、シート名を「祝日リスト」に変更します。
このシートに、祝日の日付を入力していきます。
A列に日付、B列に祝日名を入力する形式がわかりやすいでしょう。
A1に「2025/1/1」と入力しB1に「元日」、A2に「2025/1/13」と入力しB2に「成人の日」、というように祝日を入力していきます。
日本の祝日は年間16日程度ありますので、すべて入力しておきましょう。
祝日の日付は、内閣府「国民の祝日について」で確認できます。
祝日の日付が入力されているセル範囲(例:A1からA20)を選択します。
「数式」タブの「名前の定義」をクリックし、名前欄に「祝日」と入力してOKをクリックします。
これで「祝日」という名前でこのセル範囲を参照できるようになります。
スケジュール表のシートに戻り、日付と曜日のセル範囲(B5からAF6)を選択します。
「条件付き書式」から「新しいルール」を選択し、以下の数式を入力してください。
=COUNTIF(祝日,B$5)>0
この数式の意味を解説します。
COUNTIF関数は、指定した範囲の中で条件に一致するセルの個数を数える関数です。
「祝日」は先ほど名前を付けた祝日リストの範囲、「B$5」は日付のセルです。
つまり、「祝日リストの中にB5の日付が含まれている場合」という条件を表しています。
書式は薄い緑色やオレンジ色など、土日とは異なる色を設定してください。
これで祝日の列も自動的に色分けされます。
ステップ7|タスク入力欄と見た目を整える
日付、曜日、色分けの設定が完了したら、実際にスケジュールを入力するためのタスク入力欄を追加し、全体の見た目を整えていきましょう。
この仕上げの作業によって、使いやすく見やすいスケジュール表が完成します。
曜日の行(6行目)の下に、必要な数だけ行を追加してください。
個人の予定管理であれば5行から10行程度、チームのスケジュール管理であればメンバーの人数分の行が必要です。
今回は例として、7行目から12行目までの6行をタスク入力欄として使用します。
タスク入力欄の左端(A列)には、行のラベルを入力します。
たとえば、A7に「会議」、A8に「外出」、A9に「作業」、A10に「締切」、A11に「備考」、A12に「担当」といった具合に、管理したい項目名を入力します。
日付が表示されている列(B列からAF列)は、狭めの幅(3文字から4文字程度入る幅)に統一すると、31日分がコンパクトに収まります。
A列(ラベル列)は項目名が見えるよう、やや広めに設定します。
タスク入力欄の行は標準より少し高め(25から30ピクセル程度)に設定すると、入力しやすくなります。
スケジュール表全体(タイトル行を除くA3からAF12程度の範囲)を選択し、「ホーム」タブの「罫線」ボタンから「格子」を選択します。
見出し部分(日付と曜日の行、A列のラベル列)と入力部分を区別するために、見出し部分の下や右に太線を引くとわかりやすくなります。
スケジュール表全体に統一感を持たせるために、フォントの種類を統一します。
ビジネス文書では「游ゴシック」や「メイリオ」、「MS Pゴシック」などが読みやすくおすすめです。
フォントサイズは、タイトルを14から16ポイント、日付と曜日を10から11ポイント、タスク入力欄を10から11ポイント程度に設定するとバランスが良くなります。
日付の行(5行目)とラベル列(A列)の背景色を薄いグレーに設定することで、データ入力欄と見出しの区別が明確になります。
ただし、土日・祝日の色分けと競合しないよう、濃すぎない色を選んでください。
日付のセルはコンパクトに、タスク入力欄はゆったりと、というメリハリをつけると見やすくなりますよ。
ステップ8|テンプレートとして保存する
スケジュール表が完成したら、最後の仕上げとしてテンプレートファイルとして保存しましょう。
テンプレートとして保存しておけば、毎月新しいスケジュール表を作成する際に、ゼロから作り直す必要がなくなります。
テンプレートとして保存する前に、タスク入力欄(B7からAF12)に試しに入力したデータがあれば、すべて削除します。
年月のセル(B3とD3)は、サンプルの値を残しておいても、削除しておいても構いません。
「ファイル」メニューから「名前を付けて保存」を選択します。
保存先を選んだら、「ファイルの種類」のドロップダウンリストをクリックし、「Excelテンプレート(.xltx)」を選択します。
マクロを含むテンプレートの場合は「Excelマクロ有効テンプレート(.xltm)」を選択しますが、今回の内容にはマクロは含まれていないため「.xltx」で問題ありません。
ファイル名は「月間スケジュール表テンプレート」など、内容がわかりやすい名前を付けてください。
保存先は、デフォルトでは「ドキュメント」フォルダ内の「Officeのカスタムテンプレート」フォルダが指定されますが、任意の場所に保存しても問題ありません。
📝 テンプレートファイル(.xltx)の特徴
ファイルを開くと、そのテンプレートをもとにした新しいブックが自動的に作成されます。
元のテンプレートファイルは変更されないため、毎回同じ状態から作業を始められます。
通常のエクセルファイル(.xlsx)としても保存しておくと便利です。「月間スケジュール表_マスター.xlsx」などの名前で、テンプレートファイルとは別に保存しておくことをおすすめします。
以上で、横向きの月間スケジュール表の作成は完了です。
年月を変更するだけで日付と曜日が自動更新され、土日・祝日が自動で色分けされる、実用的なスケジュール表が完成しました。
1日・時間単位のエクセルのスケジュール表の作り方【30分刻み対応】
月間スケジュール表が「1ヶ月の予定を俯瞰する」ためのツールであるのに対し、1日・時間単位のスケジュール表は「1日の予定を細かく管理する」ためのツールです。
営業職の方が1日に複数のクライアントを訪問する場合や、コンサルタントが複数のセッションを効率的にこなす場合など、時間を細かく区切って管理する必要がある業務では、このタイプのスケジュール表が欠かせません。
「次の予定まであと何分?」が一目でわかるので、時間に追われがちな方には特におすすめです!
ここでは、30分刻みで1日の予定を管理できるスケジュール表の作り方を解説します。
15分刻みや1時間刻みへの応用方法も併せて説明しますので、自分の業務スタイルに合った時間単位を選んで作成してください。
時間軸の設定方法(15分・30分・1時間刻み)
1日・時間単位のスケジュール表を作成する際、最初に決めるべきは「どの時間刻みで管理するか」という点です。
時間刻みの選択は、スケジュール表の使い勝手を大きく左右しますので、自分の業務スタイルに合った設定を選びましょう。
まずは30分刻みのスケジュール表を作成していきます。
新しいブックを作成し、基本的なレイアウトを設定します。
A1セルに「1日スケジュール表」とタイトルを入力し、A3セルに「日付」、B3セルに日付を入力する欄を設けます。
B3セルには実際の日付(例:2025/1/15)を入力しておきましょう。
📝 時間軸を縦に配置する
A5セルから下方向に、時間帯を入力していきます。
30分刻みの場合、業務時間が9時から18時であれば、A5に「9:00」、A6に「9:30」、A7に「10:00」というように入力していきます。
1つずつ手入力するのは大変ですよね。次に紹介するオートフィル機能を使えば、あっという間に入力できますよ!
時間の入力を効率化するために、最初の2つのセルだけ手入力し、残りはオートフィル機能を使ってコピーする方法がおすすめです。
A5に「9:00」、A6に「9:30」と入力します。
A5とA6の両方のセルをドラッグして選択します。
セルの右下の小さな四角形(フィルハンドル)を下方向にドラッグします。
エクセルが30分刻みのパターンを認識し、「10:00」「10:30」「11:00」と自動的に連続した時間が入力されます。
18:00まで(または必要な時間まで)ドラッグしてください。
時間のセルの表示形式を調整しましょう。
時間が入力されたセル範囲を選択し、右クリックから「セルの書式設定」を選択します。
「表示形式」タブで「時刻」を選び、「13:30」のような24時間表記か「1:30 PM」のような12時間表記かを選択します。
ビジネスでは24時間表記が一般的ですが、お好みで選んでください。
また、「ユーザー定義」を選んで「h:mm」と入力すれば、「9:00」のようにシンプルな表示になります。
細かい刻みほど詳細な管理が可能ですが、表が縦に長くなり入力の手間も増えます。30分刻みは多くの業務でバランスの取れた選択といえますよ。
📝 予定入力列の設定
次に、予定を入力するための列を設定します。
B列を「予定内容」、C列を「場所」、D列を「備考」といった具合に、管理したい項目に応じて列を追加します。
B4、C4、D4にそれぞれ列の見出しを入力しておきましょう。
複数の担当者のスケジュールを並べて表示したい場合は、B列を「担当者A」、C列を「担当者B」のように、担当者ごとに列を割り当てる方法もあります。
列の幅を調整して見やすくします。
A列(時間列)は狭め(5文字程度)に、B列以降(予定入力列)は広め(15文字から20文字程度)に設定すると、バランスの良いレイアウトになります。
セルの高さも調整しておきましょう。
30分刻みの場合、各行が30分を表しているため、行の高さを均一に揃えることで、時間の長さを視覚的に把握しやすくなります。
すべての時間帯の行を選択し、行の高さを25から30ピクセル程度に統一してください。
最後に、罫線を引いて表としての体裁を整えます。
時間軸と予定入力欄を含む範囲全体を選択し、「ホーム」タブの「罫線」から「格子」を選択します。
時間帯の区切りをより明確にしたい場合は、1時間ごと(9:00、10:00、11:00…の行)に太い罫線を引くと、時間の区切りが把握しやすくなります。
予定の入力とセル結合のコツ
1日・時間単位のスケジュール表を実際に使用する際、30分以上にわたる予定をどのように入力するかがポイントになります。
ここでは、複数の時間帯にまたがる予定を見やすく入力するためのセル結合のテクニックと、効率的な入力方法を解説します。
90分の会議を3つのセルにバラバラに入力すると見づらいですよね。セル結合を使えば、予定の長さが一目でわかるようになりますよ!
たとえば、10時から11時30分までの90分間の会議を入力する場合を考えてみましょう。
30分刻みのスケジュール表では、この会議は「10:00」「10:30」「11:00」の3行にまたがります。
各行に「会議」と入力する方法もありますが、セルを結合して1つの大きなセルにまとめた方が、予定の長さが視覚的にわかりやすくなります。
たとえば、B7からB9(10:00から11:00の予定欄)を選択します。
「ホーム」タブの「セルを結合して中央揃え」ボタンをクリックします。
セルが1つに結合され、入力した文字が中央に配置されます。
結合したセルに「営業会議」などの予定内容を入力してください。
セル結合を使う際の注意点があります。
セルを結合すると、その範囲内でのソートやフィルター機能が正しく動作しなくなります。
また、データをほかのシステムにエクスポートする際に問題が生じることがあります。
頻繁にデータを加工する必要がある場合は、セル結合を使わずに、各行に同じ予定名を入力する方法を検討してください。
- 条件付き書式を活用:開始・終了時間を別列に入力し、該当セルを自動色分け
- 各行に同じ予定名を入力:ソートやフィルター機能を維持できる
セル結合を使わない代替方法として、条件付き書式を活用する方法があります。
予定の開始時間と終了時間を別の列に入力し、その時間範囲に該当するセルを自動的に色分けする仕組みを作れば、セル結合なしでも予定の長さを視覚的に表現できます。
ただし、この方法は設定がやや複雑になるため、シンプルに使いたい場合はセル結合で十分です。
入力作業を効率化するショートカットキーも覚えておくと便利ですよ!
効率的な入力のためのショートカットキーも覚えておくと便利です。
セルを結合するショートカットは標準では設定されていませんが、クイックアクセスツールバーに「セルを結合して中央揃え」ボタンを追加しておけば、Alt+数字キーで素早くアクセスできます。
また、同じ内容を複数のセルに一度に入力したい場合は、入力先のセルを複数選択した状態で文字を入力し、Ctrl+Enterを押すと、選択したすべてのセルに同じ内容が入力されます。
📝 予定の種類ごとに色分けする
予定の種類ごとに色分けすると、さらに見やすくなります。
たとえば、会議は青、外出は緑、作業は黄色、といった具合に色を決めておき、予定を入力したセルの背景色を変更します。
毎回手動で色を設定するのが面倒な場合は、条件付き書式を使って自動化することもできます。
たとえば、セルに「会議」という文字が含まれている場合に青色にする、といった設定が可能です。
| 予定の種類 | おすすめの色 |
|---|---|
| 会議 | 青 |
| 外出・訪問 | 緑 |
| 作業・タスク | 黄色 |
| 休憩 | グレー |
1日分のスケジュール表が完成したら、横に拡張して1週間分にすることもできますよ!
週間形式に拡張する方法も紹介しておきましょう。
1日分のスケジュール表を作成したら、それを横に拡張して1週間分のスケジュール表にすることができます。
B列を月曜日、C列を火曜日、というように曜日ごとに列を割り当てます。
各列の上部(4行目など)に曜日と日付を表示させ、その下に時間帯ごとの予定を入力できるようにします。
この形式は、毎週のルーティンワークを管理する場合や、週単位での予定調整を行う場合に便利です。
📝 印刷時の設定
最後に、作成したスケジュール表を印刷する際の設定も確認しておきましょう。
「ページレイアウト」タブから「印刷範囲」を設定し、必要な部分だけが印刷されるようにします。
また、「ページ設定」で「拡大縮小印刷」を「シートを1ページに印刷」に設定すれば、1日分のスケジュールが1枚の用紙にきれいに収まります。
時間刻みが細かく表が縦に長い場合は、用紙の向きを縦にするか、複数ページに分けて印刷することを検討してください。
- 印刷範囲を設定:必要な部分だけを印刷
- シートを1ページに印刷:1日分を1枚に収める
- 用紙の向き:縦に長い場合は縦向きを選択
エクセルのスケジュール表のよくある質問と即効テクニック【FAQ】
エクセルでスケジュール表を作成・運用していると、さまざまな疑問や問題に遭遇することがあります。
「月が変わったら日付を自動で切り替えたい」「2月30日のような存在しない日付を消したい」「予定が入っているセルだけ目立たせたい」など、実務で直面しやすい課題とその解決方法をまとめました。
ここでは、スケジュール表の作成・運用でよくある質問をピックアップし、すぐに使える即効テクニックとともに解説します。
困ったときにはこのセクションを参照して、問題をスピーディーに解決してください。
実務でよくある「あるある」な悩みを厳選しました!該当する項目をチェックしてみてくださいね
Q. 月が変わったら日付を自動で切り替えたい
A: 年月セルを変更するだけで日付が自動更新される仕組みは、前述のステップ2・3で作成した数式によりすでに実装されています。
エクセルでスケジュール表を作成する際、最も便利な機能の一つが「年月を変更するだけで日付が自動更新される」仕組みです。
ここでは、正しく動作しているかの確認方法と、うまく動作しない場合のトラブルシューティングを解説します。
📝 動作確認の手順
年月を入力するセル(例:B3に年、D3に月)の値を変更してみてください。
たとえば、「2025年1月」から「2025年2月」に変更した場合、日付の行(5行目)の値が「1, 2, 3…31」から「1, 2, 3…28」または「1, 2, 3…29」に変わり、曜日の行(6行目)も2月の曜日に更新されるはずです。
土日の色分けも、2月のカレンダーに合わせて自動的に移動します。
最初に確認すべきは、日付を生成する数式が正しく入力されているかどうかです。
1日目のセル(例:B5)を選択し、数式バーに表示される内容を確認してください。
「=DATE(B$3,D$3,1)」のように、年と月のセルが絶対参照($マーク付き)で指定されている必要があります。
もし「=DATE(B3,D3,1)」のように$マークがない場合、数式をコピーした際に参照がずれてしまっている可能性があります。
$マークは「絶対参照」を意味します。これがないと数式をコピーしたときに参照先がズレてしまうんです
次に確認すべきは、2日目以降の数式です。
2日目のセル(例:C5)には「=B5+1」のように、前日のセルに1を足す数式が入力されているはずです。
この数式が正しくコピーされているか確認してください。
曜日が更新されない場合は、曜日のセル(例:B6)の数式を確認してください。
「=TEXT(B5,”aaa”)」のように、日付のセルを参照している必要があります。
日付が更新されても曜日が変わらない場合、数式が固定の値(文字列)に置き換わってしまっている可能性があります。
数式が正しく設定されているにもかかわらず更新されない場合は、エクセルの計算モードを確認してください。
「数式」タブの「計算方法の設定」が「手動」になっていると、セルの値を変更しても自動的に再計算されません。
「自動」に設定するか、F9キーを押して手動で再計算を実行してください。
計算モードが「手動」になっていると、数式が正しくても結果が更新されません。意外と見落としがちなポイントです!
正しく動作することが確認できたら、年月入力セルをわかりやすくしておくことをおすすめします。
セルの背景色を黄色など目立つ色に設定したり、セルにコメントを追加して「ここに年月を入力してください」と説明を書いておいたりすると、他の人が使う際にも迷わずに操作できます。
Q. 存在しない日付(2月30日など)を非表示にしたい
A: 条件付き書式を使って、存在しない日付のセルを白文字・白背景にすることで見かけ上非表示にできます。
月間スケジュール表を作成すると、必ず直面するのが「存在しない日付」の問題です。
2月は28日または29日まで、4月・6月・9月・11月は30日までしかありませんが、スケジュール表には31日分の列を用意しているため、月によっては「2月30日」「4月31日」のような存在しない日付が表示されてしまいます。
31列固定で作ると必ず発生する問題ですね。見た目がスッキリしないだけでなく、誤入力の原因にもなります
日付と曜日のセル範囲(例:B5からAF6)を選択します
「ホーム」タブの「条件付き書式」から「新しいルール」を選択し、「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選びます
数式欄に「=MONTH(B5)<>D$3」と入力します
「フォント」タブで文字色を白、「塗りつぶし」タブで背景色も白に設定してOKをクリック
📝 数式の意味を解説
MONTH関数は日付から月の値を取り出す関数です。
「B5」は日付のセル、「D$3」は月を入力したセルを指します。
つまり「日付セルの月と、入力した月が異なる場合」という条件を表しています。
たとえば2月のスケジュール表で、30列目のセルには「3月2日」という値が入っています(2月28日の2日後なので)。
この場合、セルの月(3月)と入力した月(2月)が異なるため、条件に一致して白く表示されます。
日付のセル(例:B5)の数式を以下のように変更することで、存在しない日付は空白になります。
=IF(MONTH(DATE(B$3,D$3,COLUMN()-1))<>D$3,””,DATE(B$3,D$3,COLUMN()-1))
この数式は、生成される日付の月が入力した月と異なる場合は空白を表示し、同じ場合のみ日付を表示します。
ただし、この方法は数式が複雑になるため、初心者の方には条件付き書式を使う方法をおすすめします。
条件付き書式なら元の数式をいじらなくて済むので、トラブルが起きにくいですよ
曜日のセルについても同様の対応が必要です。
日付のセルが空白になっても、曜日の数式「=TEXT(B5,”aaa”)」はエラーにはなりませんが、日付がない列の曜日は意味がないため、こちらも非表示にしておくのが望ましいでしょう。
曜日のセルにも同様の条件付き書式を設定するか、IF関数で日付が空白の場合は曜日も空白にする数式に変更してください。
タスク入力欄についても、存在しない日付の列は入力できないようにロックしたり、背景色をグレーにして「入力不可」であることを示したりする工夫があると親切です。
Q. 特定の予定がある日だけ色を変えたい
A: 条件付き書式を使えば、予定入力済みのセルを自動で色分けできます。予定の種類別に色を変えることも可能です。
スケジュール表に予定を入力したとき、予定が入っているセルを自動的に色分けできれば、一目で忙しい日とそうでない日を把握できます。
条件付き書式を使えば、セルに何らかの値が入力されたときに自動で背景色を変更する仕組みを作ることができます。
視覚的にパッと見て予定の有無がわかると、スケジュール管理が格段にラクになりますね!
タスク入力欄の範囲(例:B7からAF12)を選択します
「ホーム」タブ→「条件付き書式」→「新しいルール」→「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択
数式欄に「=B7<>””」と入力し、書式設定で好みの背景色(薄い黄色やオレンジなど)を選択してOK
これで、何らかの予定が入力されたセルが自動的に色付けされます。
たとえば、「会議」と入力されたセルは青、「外出」と入力されたセルは緑、「締切」と入力されたセルは赤、といった色分けが可能です。
| 予定の種類 | 数式 | おすすめの色 |
|---|---|---|
| 会議 | =COUNTIF(B7,”*会議*”)>0 | 青系 |
| 外出 | =COUNTIF(B7,”*外出*”)>0 | 緑系 |
| 締切 | =COUNTIF(B7,”*締切*”)>0 | 赤系 |
COUNTIF関数とワイルドカード(*)を組み合わせることで、特定の文字が含まれるセルを判定しています。
「営業会議」「定例会議」など、「会議」を含む任意の文字列に対応できます。
ワイルドカード(*)は「何でもOK」という意味。「*会議*」なら「会議」の前後に何があっても条件に一致します
複数の条件付き書式ルールを設定した場合、ルールには優先順位があることに注意してください。
「条件付き書式」から「ルールの管理」を選択すると、現在設定されているルールの一覧と優先順位を確認・変更できます。
上位のルールが優先されるため、最も重要な条件(例:締切)を上位に配置しておくと良いでしょう。
また、予定の重要度によって色の濃さを変える方法もあります。
たとえば、セルに「!」マークが含まれている場合は通常より濃い色にする、といったルールを追加すれば、「会議!」と入力するだけで重要な会議であることを視覚的に示せます。
Q. 複数人で同時編集したい
A: Microsoft 365とクラウドストレージ(OneDrive/SharePoint)を組み合わせれば、リアルタイムの共同編集が可能です。
エクセルで作成したスケジュール表をチームで共有し、複数人で同時に編集したいというニーズは非常に多いです。
従来のエクセルではファイルを同時に編集することは難しかったのですが、Microsoft 365とクラウドストレージ(OneDriveまたはSharePoint)を組み合わせることで、リアルタイムの共同編集が可能になっています。
チームでスケジュールを共有・管理したい場合、共同編集機能は必須ですね!
エクセルの「ファイル」→「名前を付けて保存」で保存先として「OneDrive」を選択。SharePointを使用している企業はチームのドキュメントライブラリにアップロード
OneDriveの場合、ファイルを右クリック→「共有」で相手のメールアドレスを入力。「編集可能」の権限を付与
共有設定が完了したら、複数人で同時にファイルを開いて編集できます。他のユーザーが編集中のセルはハイライト表示されます
他のユーザーが編集しているセルは、そのユーザーの名前やアイコンとともにハイライト表示されるため、同じセルを同時に編集してしまう衝突を避けられます。
変更内容はリアルタイムで他のユーザーの画面にも反映されるため、常に最新の状態を共有できます。
- インターネット接続が必要(オフラインでは同期不可、競合発生のリスクあり)
- マクロ(VBA)に制限あり(共同編集前提ならマクロなしの設計がおすすめ)
共同編集の代替手段として、エクセルファイルをスプレッドシートにインポートする方法もあります。
スプレッドシートは元々リアルタイム共同編集を前提として設計されているため、複数人での同時編集がスムーズに行えます。
ドライブにエクセルファイルをアップロードし、「スプレッドシートで開く」を選択すれば、エクセル形式のファイルをスプレッドシートとして編集できます。
編集後は再度エクセル形式でダウンロードすることも可能です。
Microsoft 365がない環境なら、スプレッドシートも良い選択肢ですね。
📝 チーム運用のルール例
チームでスケジュール表を運用する際は、編集ルールを決めておくことも重要です。
- 自分の予定は自分の行にだけ入力する
- 他の人の予定を変更する場合は必ず本人に確認する
- 毎週月曜日にスケジュールを更新する
このようなルールを設けておくと、混乱を防ぐことができます。
さらに便利に!エクセルのスケジュール表のカスタマイズ術【応用3選】
基本的なスケジュール表が完成したら、さらに一歩進んで機能を拡張してみましょう。
ここでは、スケジュール表をより便利に、より見やすくするためのカスタマイズ術を3つ紹介します。
「担当者をドロップダウンで選択できるようにする」「進捗率をバーで可視化する」「月間表を年間表に展開する」という、実務で役立つ応用テクニックです。
この章は中級者向けの内容です。基本のスケジュール表作成がまだの方は、先に基本編をマスターしてから挑戦してくださいね!
これらのカスタマイズは、基本的なスケジュール表の作成をマスターした方向けの内容となります。
エクセルの中級者以上のスキルを身につけたい方、チームリーダーとして部下の予定を効率的に管理したい方、業務効率化を推進する立場にある方は、ぜひ挑戦してみてください。
応用1|担当者をドロップダウンで選択できるようにする
スケジュール表で担当者を入力する際、毎回名前を手入力するのは手間がかかりますし、入力ミスの原因にもなります。
「田中」と「田中さん」のように表記が揺れてしまうと、後から集計や検索をする際に正しい結果が得られなくなります。
ドロップダウンリスト(データの入力規則)を設定すれば、あらかじめ登録した選択肢から担当者を選ぶだけで入力が完了し、表記の揺れも防げます。
「田中」「田中さん」「たなか」…これ、あるあるですよね。ドロップダウンで統一すれば集計もラクになります!
📝 ドロップダウンリストの設定手順
スケジュール表と同じシートの空いている場所(たとえばAI列)か、別のシートに担当者の名前を縦に入力してください。
AI1に「田中」、AI2に「鈴木」、AI3に「佐藤」、AI4に「山田」、AI5に「伊藤」といった具合です。
チームメンバー全員の名前を入力しておきましょう。
担当者名が入力されているセル範囲(例:AI1からAI5)を選択し、「数式」タブの「名前の定義」をクリックします。
名前欄に「担当者リスト」と入力し、OKをクリックします。
これで「担当者リスト」という名前でこのセル範囲を参照できるようになります。
スケジュール表の担当者入力欄(例:B12からAF12)を選択し、「データ」タブの「データの入力規則」をクリックします。
「設定」タブで、「入力値の種類」から「リスト」を選択します。
「元の値」欄に「=担当者リスト」と入力し、OKをクリックします。
設定が完了すると、担当者入力欄のセルを選択したときに、セルの右側に小さな矢印ボタンが表示されるようになります。
この矢印をクリックすると、登録した担当者名の一覧がドロップダウンメニューとして表示され、クリックするだけで入力が完了します。
📝 さらに便利!担当者別に色分けする方法
ドロップダウンリストのさらなる活用方法として、担当者によって自動的にセルの色が変わるようにすることもできます。
条件付き書式を使い、「田中」が選択されたセルは青、「鈴木」が選択されたセルは緑、といったルールを設定します。
担当者入力欄を選択し、「条件付き書式」から「新しいルール」を選択します。
「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選びます。
数式欄に「=B12=”田中”」と入力し、書式で背景色を設定してください。
同様に他の担当者についてもルールを追加していきます。
色分けすると、パッと見で誰が担当かわかるので、チーム全体のスケジュール把握がグッとラクになりますよ!
- 別シート「マスター」に担当者リストを配置するとメンテナンスが容易
- 名前の定義は「=マスター!A$1:A$10」のようにシート名を含めて指定
- 「エラーメッセージ」タブでカスタムエラーを設定可能
入力規則の設定では、「エラーメッセージ」タブで、リストにない値が入力された場合のエラーメッセージをカスタマイズできます。
また、「入力時メッセージ」タブで、セルを選択した際に表示されるガイドメッセージを設定することもできます。
「ドロップダウンから担当者を選択してください」といったメッセージを表示させておくと、初めてこのスケジュール表を使う人にも操作方法が伝わりやすくなります。
応用2|進捗率をバーで可視化する
プロジェクトの進捗管理をスケジュール表で行う場合、各タスクの進捗率を数値で入力するだけでなく、視覚的にバーで表示できると、一目で状況を把握しやすくなります。
エクセルの「データバー」機能を使えば、数値に応じた長さのバーを簡単に表示できます。
数字だけだと「50%って順調なの?遅れてるの?」と感覚がつかみにくいですよね。バーにすると直感的にわかります!
スケジュール表に「進捗率」という列を追加し、各タスクの進捗率を0から100の数値で入力します。
たとえば、タスクAが50%完了していれば「50」、タスクBが完全に完了していれば「100」と入力します。
進捗率が入力されたセル範囲を選択し、「ホーム」タブの「条件付き書式」から「データバー」を選択します。
いくつかの色のプリセットが表示されますので、好みの色(青系や緑系など)を選んでクリックします。
これだけで、数値に応じた長さのバーがセル内に表示されます。
📝 データバーの詳細カスタマイズ
データバーをより細かくカスタマイズしたい場合は、「条件付き書式」から「データバー」、「その他のルール」を選択します。
ここでは、バーの最小値と最大値、バーの色、グラデーションの有無、バーの方向などを細かく設定できます。
進捗率の場合、最小値を「0」(数値)、最大値を「100」(数値)に固定しておくと、すべてのタスクで同じ基準でバーが表示されます。
| 設定項目 | おすすめ設定 |
|---|---|
| 最小値 | 0(数値で固定) |
| 最大値 | 100(数値で固定) |
| バーのみ表示 | オフ(数値も表示) |
| グラデーション | お好みで |
「バーのみ表示」オプションをオフにすれば、数値とバーの両方が表示され、正確な進捗率とその視覚的な表現を同時に確認できます。
「バーのみ表示」をオンにすれば、数値は非表示になり、バーだけのシンプルな表示になります。
用途に応じて選択してください。
個人的には「数値+バー」の両方表示がおすすめ。正確な数字もわかるし、視覚的にも把握できて一石二鳥です!
📝 アイコンセットで進捗状況を色分け
進捗率に応じてバーの色を変える設定も可能です。
たとえば、0から30%は赤(遅延気味)、31から70%は黄色(進行中)、71から100%は緑(順調または完了)といった色分けです。
これを実現するには、複数のデータバールールを条件付き書式で設定するか、アイコンセットと組み合わせる方法があります。
進捗率のセルを選択し、「条件付き書式」から「アイコンセット」を選択します。
信号機のアイコン(赤・黄・緑の丸)や矢印アイコンなど、さまざまなアイコンセットが用意されています。
たとえば信号機アイコンを選ぶと、進捗率が低いセルには赤丸、中程度のセルには黄丸、高いセルには緑丸が表示されます。
アイコンの表示基準は「その他のルール」から細かく調整できます。
データバーとアイコンセットを組み合わせることで、進捗状況をより直感的に把握できるスケジュール表が完成します。
プロジェクトマネージャーや管理職の方は、この機能を活用することで、チーム全体の進捗状況を効率的に把握できるようになります。
応用3|年間スケジュール表への展開方法
月間スケジュール表の作成方法をマスターしたら、それを応用して年間スケジュール表を作成することができます。
年間スケジュール表は、長期プロジェクトの全体像を把握したり、年間を通じた業務計画を立てたりする際に非常に便利です。
- 12ヶ月カレンダー方式:月ごとの予定を一覧で確認したいときに最適
- ガントチャート方式:複数タスクの期間を視覚的に管理したいときに最適
📝 方法1:12ヶ月分のカレンダーを並べる
この形式は、年間の祝日や休業日を一覧で確認したい場合や、月ごとの予定のばらつきを把握したい場合に適しています。
作成の手順としては、月間スケジュール表のテンプレートを横に12個並べる形で配置します。
ただし、31日分×12ヶ月を横に並べると非常に幅広くなってしまうため、1行に4ヶ月ずつ、3行で12ヶ月を配置するレイアウトが現実的です。
12ヶ月を横一列に並べると…横スクロールが大変なことに。4ヶ月×3段がベストバランスです!
| 配置位置 | 配置する月 |
|---|---|
| A1〜AA10程度 | 1月〜4月のカレンダー |
| A12〜AA21程度 | 5月〜8月のカレンダー |
| A23〜AA32程度 | 9月〜12月のカレンダー |
各月の日付は、月間スケジュール表と同様にDATE関数を使って自動生成します。
年のセルを一つだけ設け(例:セルA1に年を入力)、各月の日付計算でそのセルを参照するようにすれば、年を変更するだけで全12ヶ月の日付が更新される仕組みになります。
📝 方法2:ガントチャート形式
この形式は、複数のプロジェクトやタスクの期間を視覚的に管理したい場合に最適です。
横軸に月(1月から12月)、縦軸にプロジェクト名やタスク名を配置します。
| 列 | 内容 |
|---|---|
| A列 | タスク名 |
| B列 | 開始日 |
| C列 | 終了日 |
| D〜O列 | 各月(1月〜12月) |
各タスクの期間をバーで表示するには、条件付き書式を活用します。
たとえば、タスク1の開始日がB2、終了日がC2に入力されている場合、D2からO2の範囲に条件付き書式を設定します。
数式は「=AND(B2<=DATE($A$1,COLUMN()-3,28),C2>=DATE($A$1,COLUMN()-3,1))」のようになります。
この数式は、その月がタスクの期間内であるかどうかを判定しています。
条件に一致するセルに背景色を設定すれば、タスクの期間がバーとして表示されます。
条件付き書式が難しければ、シンプルに「開始月〜終了月のセルを選んで色を塗る」でもOK。見た目は同じです!
開始月から終了月までのセルを選択し、背景色を設定するだけです。
見た目はガントチャートと同じになりますし、設定の手間も少なくて済みます。
- 適切な粒度を選ぶ:1年分を1枚に収めるため、細かすぎる情報は省略
- 日単位ではなく週単位や月単位で管理
- 詳細な日程は月間スケジュール表で管理という使い分けが効果的
【番外編】エクセルのような入力画面のAIタスク管理ツール「スーツアップ」
ここまでエクセルでスケジュール表を作成・カスタマイズする方法を詳しく解説してきましたが、エクセルでの管理に限界を感じている方や、より高度な機能を求める方もいらっしゃるかもしれません。
そのような方には、エクセルに慣れた操作感を維持しながら、AIによる効率化機能を備えたタスク管理ツールを検討するという選択肢もあります。
「エクセルに慣れすぎて新しいツールに移行するのが億劫…」という方に朗報かもしれません!
「スーツアップ」は、エクセルのような入力画面を採用したAIタスク管理ツールです。
表計算ソフトに慣れ親しんだユーザーが違和感なく使い始められるインターフェースが特徴で、「エクセルからの移行」を意識した設計になっています。
- エクセルライクな操作性:グリッド形式の入力画面で、セルをクリックして直接入力
- AIによるタスク管理支援:優先度の提案、期限のリマインド、関連タスクの提案を自動化
- チームでの共有機能:クラウドベースでリアルタイム共有・同時編集が可能
スーツアップの主な特徴として、まずエクセルライクな操作性が挙げられます。
行と列で構成されたグリッド形式の入力画面で、セルをクリックして直接入力する操作感はエクセルとほぼ同じです。
エクセルに慣れている方であれば、特別な学習なしに使い始めることができます。
次に、AIによるタスク管理支援機能があります。
入力したタスクの内容をAIが分析し、優先度の提案や期限のリマインド、関連タスクの提案などを自動で行ってくれます。
手動で管理していると見落としがちな抜け漏れを防ぐことができます。
また、チームでの共有機能も充実しています。
クラウドベースのツールのため、チームメンバーとのリアルタイム共有や同時編集がスムーズに行えます。
エクセルファイルをメールで送り合う煩わしさから解放されます。
📝 こんな方にスーツアップがおすすめ
- エクセルファイルが増えすぎて管理が大変
- 複数人での共有・更新作業が煩雑
- タスクの抜け漏れが発生しがち
- もっと効率的にタスク管理を行いたい
エクセルで十分に要件を満たせる場合は、無理に別のツールに移行する必要はありません。
自分の業務スタイルやチームの状況に合わせて、最適なツールを選択してください。
エクセルも専用ツールも、それぞれメリット・デメリットがあります。大切なのは「自分に合った方法を選ぶこと」ですね!
まとめ|今日からエクセルのスケジュール表で効率的な管理を始めよう
ここまで、エクセルでスケジュール表を作成・活用するための方法を詳しく解説してきました。
テンプレートをダウンロードしてすぐに使い始める方法から、ゼロから自作する手順、さらに便利にカスタマイズする応用テクニックまで、幅広くカバーしてきました。
最後に、この記事の要点を振り返り、あなたの状況に合った次のアクションを明確にしていきましょう。
長い記事でしたが、ここで重要なポイントを整理しておきますね!
📝 エクセルでスケジュール表を作る3つのメリット
まず、エクセルでスケジュール表を作成する3つのメリットについて確認しました。
追加コストゼロで今日から始められること、カスタマイズが自由自在で業務に合わせられること、社内で共有・引き継ぎがしやすいことが、エクセルを選ぶ大きな理由です。
GoogleカレンダーやTrelloなどの専用ツールも便利ですが、予算の制約がある場合や、独自の業務要件に対応したい場合、チーム内での汎用性を重視する場合には、エクセルが最適な選択肢となります。
| スケジュール表の種類 | こんな人におすすめ |
|---|---|
| 月間スケジュール表 | 1ヶ月の予定を俯瞰したい場合 |
| 年間スケジュール表 | 長期プロジェクトの全体像を把握したい場合 |
| 時間単位スケジュール表 | 1日の予定を細かく管理したい場合 |
自分の業務スタイルや管理したい内容に合わせて、最適な形式を選択してください。
複数の形式を組み合わせて使うことも有効です。
年間で全体を見通し、月間で詳細を管理、重要な日は時間単位で細かく…という使い分けがおすすめです!
テンプレートを活用したい方向けには、4種類のテンプレート(月間・横向きシンプル、年間、1日・時間単位、ガントチャート風)を紹介しました。
エクセルの「ファイル」メニューから「新規」を選択し、検索ボックスにキーワードを入力するだけで、さまざまなテンプレートを見つけることができます。
📝 自作スケジュール表の作り方(8ステップ)
自分で作成したい方向けには、月間スケジュール表の作り方を8つのステップで詳しく解説しました。
ページ設定、年月入力セルの設定、DATE関数による日付の自動生成、TEXT関数による曜日の自動表示、条件付き書式による土日・祝日の色分け、タスク入力欄の追加、テンプレートとしての保存まで、順を追って作成することで、業務に完全にフィットしたオリジナルのスケジュール表を作ることができます。
1日・時間単位のスケジュール表についても、時間軸の設定方法やセル結合のコツを解説しました。
作成・運用中に困ったら、FAQセクションも参考にしてくださいね!
作成・運用中に遭遇しやすい疑問についても、FAQとしてまとめました。
月が変わったら日付を自動で切り替える方法、存在しない日付を非表示にする方法、特定の予定がある日だけ色を変える方法、複数人で同時編集する方法など、実務で役立つ即効テクニックを紹介しています。
基本的なスケジュール表をマスターしたら、これらの応用テクニックにも挑戦してみてください。
📌 あなたの状況に合った次のアクション
| あなたの状況 | おすすめのアクション |
|---|---|
| 今すぐスケジュール表が必要 | テンプレートをダウンロード(「ファイル」→「新規」→検索) |
| 自分の業務に合った表を作りたい | 本記事の作成手順に沿って自作に挑戦 |
| 基本は使えている、さらに便利にしたい | カスタマイズ術セクションで機能を拡張 |
| エクセルでの管理に限界を感じている | 専用タスク管理ツールの導入を検討 |
まずはテンプレートから始めて、徐々に自分好みにカスタマイズしていくのがおすすめです!
今すぐスケジュール表が必要な方は、テンプレートをダウンロードして使うのが最も効率的です。
エクセルを起動し、「ファイル」から「新規」を選択、「スケジュール」や「カレンダー」で検索してみてください。
数分後には予定の入力を始められます。
自分の業務に合ったスケジュール表を作りたい方は、本記事の作成手順に沿って自作に挑戦してみてください。
最初は時間がかかるかもしれませんが、一度作り方を覚えてしまえば、どんな要件にも柔軟に対応できるようになります。
まずは基本的な月間スケジュール表から始めて、慣れてきたら時間単位の表や年間表にも挑戦してみましょう。
すでに基本的なスケジュール表を使っていて、さらに便利にしたい方は、カスタマイズ術のセクションを参考に機能を拡張してみてください。
ドロップダウンリストの設定や条件付き書式の活用など、ちょっとした工夫で使い勝手が大きく向上します。
スケジュール管理は、仕事の生産性を左右する重要な要素です。
適切なツールと方法を選び、自分に合ったスケジュール管理の仕組みを構築することで、タスクの抜け漏れを防ぎ、時間を有効に活用できるようになります。
エクセルは、そのための強力なツールの一つです。
エクセルのスケジュール表で、あなたの業務効率化を応援しています!


株式会社スーツ 代表取締役社長CEO
2013年3月に、新卒で入社したソーシャル・エコロジー・プロジェクト株式会社(現社名:伊豆シャボテンリゾート株式会社、東証スタンダード上場企業)の代表取締役社長に就任。同社グループを7年ぶりの黒字化に導く。2014年12月に株式会社スーツ設立と同時に代表取締役に就任。2016年4月より総務省地域力創造アドバイザー及び内閣官房地域活性化伝道師。2019年6月より国土交通省PPPサポーター。2020年10月にYouTuber事務所の株式会社VAZの代表取締役社長に就任。月次黒字化を実現し、2022年1月に上場企業の子会社化を実現。2022年12月にスーツ社を新設分割し同社を商号変更、新たに株式会社スーツ設立と同時に代表取締役社長CEOに就任。
現在、スーツ社では、チームのタスク管理ツール「スーツアップ」の開発・運営を行い、中小企業から大企業のチームまで、日本社会全体の労働生産性の向上を目指している。