Office365でガントチャートを作る方法|無料・有料を完全比較
「Office365でガントチャートを作りたいけど、どのツールを使えばいいか分からない」
「Plannerにガントチャート機能が追加されたと聞いたけど本当に使えるの?」
「追加のソフトを購入せずに今あるライセンスだけで対応できないだろうか」
このような疑問を抱えていませんか。
ガントチャート作成で迷っている方、とても多いですよね。この記事で疑問をすべて解消しましょう!
Microsoft 365には、エクセル、Planner、Lists、Projectなど複数のアプリケーションが含まれています。
それぞれが異なる形でガントチャート機能を提供しています。
しかし、無料で使える範囲と有料オプションの境界線が分かりにくく、自社に最適なツールを選べないまま、非効率な方法でプロジェクト管理を続けている方も少なくありません。
用途・規模別のおすすめツール早見表も掲載しているため、稟議資料や社内説明にも活用いただけます。
- Office365でガントチャートを作る3つの方法【無料・有料完全比較】
- 【無料・即実践】エクセルのテンプレートでガントチャートを作成する方法
- 【無料・簡単】Teams(チームズ)×Planner(プランナー)でガントチャート風タスク管理を実現
- Microsoft Lists(リスト)でガントチャート風の進捗管理を構築する方法
- Planner(プランナー)の新ガントチャート機能(プレミアム版)完全解説
- 【上級編】PowerApps(パワーアップス)でPlanner(プランナー)にガントチャート表示を追加する方法
- スーツアップ・エクセル・Planner(プランナー)・Lists(リスト)・Project(プロジェクト)機能比較と選び方ガイド
- Office365でガントチャート作成を始める最初の一歩
目次
- Office365でガントチャートを作る3つの方法【無料・有料完全比較】
- 【無料・即実践】エクセルのテンプレートでガントチャートを作成する方法
- 【無料・簡単】Teams(チームズ)×Planner(プランナー)でガントチャート風タスク管理を実現
- Microsoft Lists(リスト)でガントチャート風の進捗管理を構築する方法
- Planner(プランナー)の新ガントチャート機能(プレミアム版)完全解説
- 【上級編】PowerApps(パワーアップス)でPlanner(プランナー)にガントチャート表示を追加する方法
- エクセル・Planner(プランナー)・Lists(リスト)・Project(プロジェクト)・スーツアップ機能比較と選び方ガイド
- Office365でガントチャート作成を始める最初の一歩
Office365でガントチャートを作る3つの方法【無料・有料完全比較】
プロジェクト管理において、タスクの進捗状況や期間を視覚的に把握できるガントチャートは欠かせないツールです。
Microsoft 365(旧Office365)を導入済みの企業であれば、新たにソフトウェアを購入することなく、既存のライセンス内でガントチャートを作成できる可能性があります。
しかし、実際にどのツールでどこまでできるのか、追加費用が発生するのはどのような場合なのかを正確に把握している方は意外と少ないのではないでしょうか。
「Plannerにガントチャート機能が追加されたらしいけど、無料で使えるの?」という疑問を持つ方も多いですよね。
Microsoft 365には、エクセル、Planner、Project、Teams、Listsなど複数のアプリケーションが含まれており、それぞれが異なる形でガントチャート機能を提供しています。
無料で使える範囲と有料オプションの境界線を理解することで、自社の予算とニーズに最適な選択ができるようになります。
追加コストなしで今日から始められる方法から、大規模プロジェクト向けの有料ソリューションまで、網羅的にカバーしていきます。
Microsoft 365ツール別ガントチャート対応状況一覧
Microsoft 365に含まれる主要ツールのガントチャート対応状況を整理すると、それぞれのツールが持つ特性と限界が明確になります。
以下では、各ツールの対応状況と適したユースケースについて詳しく説明します。
| ツール名 | ガントチャート対応 | 追加費用 | 適したユースケース |
|---|---|---|---|
| エクセル | テンプレート・条件付き書式で作成可能 | 不要(Business Basic以上) | 小規模・個人利用 |
| Planner(無料版) | スケジュールビュー機能あり | 不要(Business Basic以上) | チームのタスク管理 |
| Planner(プレミアム) | 本格的なガントチャート機能 | Project Plan 1以上が必要 | 中規模プロジェクト |
| Microsoft Project | フル機能のガントチャート | Project Plan 1/3/5が必要 | 大規模・複雑なプロジェクト |
| Lists | タイムラインビューで表示可能 | 不要(Business Basic以上) | シンプルな進捗可視化 |
| Teams | 他ツールをタブ統合して表示 | 不要(連携ツールに依存) | コミュニケーションハブ |
まずは無料で使えるエクセル・Planner・Listsから試してみて、機能が足りなければ有料版を検討するのがおすすめです。
エクセルによるガントチャート作成
エクセルは、Microsoft 365の基本ライセンス(Business Basic以上)に含まれており、追加費用なしでガントチャートを作成できます。
テンプレートを活用すれば、条件付き書式によって日付に応じたバーを自動表示させることが可能です。
エクセルの強みは、多くのビジネスパーソンが操作に慣れている点と、カスタマイズの自由度が非常に高い点にあります。
小規模なプロジェクトや個人での進捗管理、報告資料としてのガントチャート作成に適しています。
Planner(プランナー)のスケジュールビュー機能
Microsoft Plannerは、Microsoft 365 Business Basic以上のライセンスに含まれるタスク管理ツールです。
2023年から順次提供が開始されたスケジュールビュー機能により、タスクをタイムライン上に表示できるようになりました。
この機能は基本ライセンス内で利用でき、Teamsとの連携も容易です。
「Plannerでガントチャートが使えるようになった」と話題になったのは、このスケジュールビュー機能のことですね。
ただし、無料版のスケジュールビューは簡易的なものであり、タスク間の依存関係設定やクリティカルパスの表示といった高度な機能は含まれていません。
チームでの日常的なタスク管理と進捗の可視化を目的とする場合に適した選択肢です。
Planner(プランナー) プレミアム版のガントチャート機能
2024年にMicrosoft Plannerは大幅なアップデートを受け、Project for the webとの統合により、プレミアム版ではより本格的なガントチャート機能が利用可能になりました。
依存関係の設定、詳細なタイムライン表示、リソース管理などの高度な機能が解放され、中規模以上のプロジェクト管理に対応できます。
Microsoft Project(プロジェクト)による本格的なプロジェクト管理
Microsoft Projectは、エンタープライズレベルのプロジェクト管理に対応する専門ツールです。
- Project Plan 1:Web版のみ
- Project Plan 3:デスクトップ版含む
- Project Plan 5:ポートフォリオ管理機能含む
すべて有料ライセンスが必要です。
ガントチャートはもちろん、リソースの最適化、複数プロジェクトの横断管理、詳細なレポート機能など、大規模で複雑なプロジェクトを管理するための機能が充実しています。
Microsoft Lists(リスト)のタイムラインビュー
Microsoft Listsは、SharePointをベースとしたリスト管理ツールであり、Microsoft 365 Business Basic以上で利用可能です。
タイムラインビュー機能を使えば、開始日と終了日を持つアイテムをガントチャート風に表示できます。
Plannerよりも柔軟なカスタムフィールドの追加が可能で、タスク管理以外のデータ(在庫管理、イベント管理など)にも応用できます。
Teams(チームズ)における統合表示
Teams自体にはガントチャート作成機能はありませんが、Planner、Lists、その他のサードパーティアプリをタブとして追加することで、Teams内でガントチャートを閲覧・編集できます。
普段からTeamsを使っているなら、わざわざ別のアプリを開かなくても進捗確認できるのは便利ですね。
チームのコミュニケーションハブとしてTeamsを活用している場合、別のアプリケーションを開くことなく進捗確認ができる点が大きなメリットです。
30秒で分かる!あなたに最適なツール選択フローチャート
多くの選択肢がある中で、自分の状況に最適なツールを素早く判断するための指針を示します。
以下のような観点から考えると、迷わずツールを選択できます。
プロジェクトの規模による判断
- 1〜3名(個人・小規模):エクセルガントチャートテンプレート
- 5〜10名(中規模チーム):Plannerスケジュールビュー
- 10名以上(大規模・複数PJ):Plannerプレミアム or Microsoft Project
個人または2〜3名程度の小規模チームでの進捗管理であれば、エクセルのガントチャートテンプレートが最もシンプルな選択肢です。
習得コストがほぼゼロで、今日からすぐに使い始められます。
エクセルなら操作に慣れている方も多いので、新しいツールを覚える手間がかかりませんね。
5〜10名程度のチームで日常的にタスク管理を行い、進捗を共有したい場合は、Plannerのスケジュールビューが適しています。
Teamsとの連携により、ファイル共有の手間なくリアルタイムで状況を把握できます。
10名を超えるチームや、複数のプロジェクトを並行して管理する必要がある場合は、Planner プレミアム版またはMicrosoft Projectの導入を検討すべきです。
必要な機能による判断
| 必要な機能 | おすすめツール |
|---|---|
| タスク一覧と期間の可視化 | エクセル / Planner(無料版)/ Lists |
| タスク間の依存関係管理 | Plannerプレミアム / Microsoft Project |
| リソース稼働・コスト管理 | Microsoft Project Plan 3以上 |
タスクの一覧と期間が視覚的に確認できれば十分という場合は、エクセル、Planner(無料版)、Listsのいずれでも対応可能です。
リソースの稼働状況やコスト管理まで行いたい場合は、Microsoft Project Plan 3以上が適切な選択です。
予算による判断
追加コストをかけずに対応したい場合は、エクセル、Planner(無料版)、Listsから選択します。
これらは既存のMicrosoft 365ライセンスに含まれているため、すぐに利用を開始できます。
まずは無料ツールで試してみて、「もっとこういう機能がほしい」と感じたら有料版を検討するのが賢い進め方です。
月額1,000円程度の追加投資が可能であれば、Project Plan 1によってPlannerのプレミアム機能を利用できます。
月額数千円の予算があり、本格的なプロジェクト管理ツールを導入したい場合は、Project Plan 3またはPlan 5を検討してください。
既存のワークフローによる判断
すでにTeamsを中心にチームコミュニケーションを行っている場合は、PlannerまたはListsが自然な選択です。
Teams内のタブとして追加でき、ワークフローを大きく変更する必要がありません。
Excelでのデータ管理に慣れており、他のメンバーもExcel操作に習熟している場合は、エクセルベースのガントチャートでもスムーズにSpreadsheet運用できます。
📝 ツール選択の最終チェックポイント
①チームの規模は何名か?
②タスク間の依存関係管理は必要か?
③追加予算は確保できるか?
④現在メインで使っているツールは何か?
この4つの質問に答えるだけで、最適なツールが絞り込めますよ。
【無料・即実践】エクセルのテンプレートでガントチャートを作成する方法
追加のソフトウェア購入やライセンス契約をせずに、今すぐガントチャートを作成したい場合、エクセルのテンプレートを活用する方法が最も手軽で確実です。
Microsoft 365を導入済みの企業であれば、既存のライセンスの範囲内でエクセルを利用できるため、実質的なコストはゼロとなります。
「来週のキックオフまでにガントチャートが必要!」という方にぴったりの方法ですね
- 操作に慣れている人が多い
- カスタマイズの自由度が高い
- オフライン環境でも作業できる
公式テンプレートを使用すれば、複雑な数式を一から組み立てる必要もなく、プロジェクト情報を入力するだけでプロフェッショナルな見た目のガントチャートが完成します。
このセクションでは、テンプレートの入手からカスタマイズまで、実際に画面を見ながら操作できるレベルの詳細な手順を解説します。
Microsoft公式テンプレートのダウンロード手順
信頼性の高いガントチャートテンプレートを入手するには、Microsoftの公式サイトを利用することをおすすめします。
インターネット上には様々なテンプレートが公開されていますが、公式テンプレートであればマクロによるセキュリティリスクの心配がなく、最新のExcel機能に対応しています。
野良テンプレートにはウイルスが仕込まれているケースもあるので、公式一択です!
📝 エクセルアプリケーションから直接アクセスする方法
Excelを起動し、スタート画面の検索ボックスに「ガントチャート」と入力します。
検索結果から「シンプルなガントチャート」や「プロジェクトのガントチャート」など、汎用性の高いテンプレートを選択します。
使用したいテンプレートをクリックするとプレビューと説明が表示されます。内容を確認して「作成」ボタンをクリックすれば、テンプレートが適用された新しいブックが開きます。
📝 Microsoft 365オンラインからアクセスする方法
Webブラウザを使用する場合は、Microsoft 365のポータルサイト(office.com)にサインインし、Excelオンラインを開きます。
新規作成画面でテンプレートを検索するか、Microsoftのテンプレートギャラリー(templates.office.com)に直接アクセスしてガントチャートを検索します。
オンライン版で作成したファイルはOneDriveに自動保存されるため、チームメンバーとの共有も容易です。
外出先やリモートワーク中でも、ブラウザさえあればすぐに作成できるのは便利ですね
- カレンダーの単位(日・週・月)がプロジェクト期間に適しているか
- 含まれる列(担当者・進捗率・優先度など)が管理項目と合致しているか
数日から数週間のプロジェクトであれば日単位、数ヶ月にわたるプロジェクトであれば週単位や月単位のテンプレートが見やすくなります。
タスク・開始日・終了日の入力と基本設定
テンプレートをダウンロードしたら、実際のプロジェクト情報を入力していきます。
多くの公式テンプレートでは、サンプルデータが入力された状態で提供されるため、その構造を理解しながら自分のデータに置き換えていく形で作業を進めます。
📝 プロジェクト基本情報の設定
テンプレートの上部には、プロジェクト名や開始日を入力する欄が設けられていることが一般的です。
プロジェクト開始日を正確に入力することで、カレンダー部分の表示範囲が自動的に調整されます。
📝 タスク情報の入力方法
タスクの入力は、通常は左側の列から順に行います。
タスク名の列には、具体的で分かりやすいタスク名を入力します。
「資料作成」のような曖昧な名称ではなく、「提案書初稿作成」「クライアントレビュー対応」のように具体的な名称をつけましょう
何をするタスクなのかが明確に分かる名称をつけることで、後の進捗管理が容易になります。
開始日と終了日(または期間)の入力は、テンプレートの形式に従います。
日付形式で入力するタイプと、開始日と日数で入力するタイプがありますが、いずれの場合もExcelの日付形式(例:2025/1/15)で入力するようにします。
📝 階層構造の表現
大きなタスクを複数の小タスクに分解して管理したい場合は、インデント(字下げ)を使って階層を表現します。
エクセルでは、セルの書式設定で左インデントを設定するか、タスク名の前にスペースを入れることで視覚的な階層を作ることができます。
一部のテンプレートでは、WBS(Work Breakdown Structure)番号の列が用意されており、「1」「1.1」「1.2」「2」といった番号で階層関係を明示できるようになっています。
- 終了日が開始日より前になっていないか
- 日付の入力形式が統一されているか(和暦と西暦の混在に注意)
- すべてのタスクに開始日と終了日が入力されているか
必須項目が空欄のままだとガントバーが表示されないので、入力後は必ず確認してくださいね
条件付き書式で自動色塗りを設定する方法【数式コピペOK】
エクセルのガントチャートで最も重要な機能が、条件付き書式による自動色塗りです。
この機能により、日付範囲に応じてセルの背景色が自動的に変化し、視覚的なバーが形成されます。
公式テンプレートには既に設定されていることが多いですが、カスタマイズや新規作成の際に理解しておくと応用が利きます。
📝 条件付き書式の基本的な仕組み
条件付き書式は、指定した条件を満たすセルに対して自動的に書式を適用する機能です。
ガントチャートの場合、各セルが表す日付がタスクの開始日と終了日の間に含まれるかどうかを判定し、含まれる場合にセルを塗りつぶすという仕組みで動作します。
つまり「この日付はタスク期間内?」をエクセルが自動判定して色を塗ってくれるわけですね
📝 数式の設定手順
ガントチャートのバー表示エリア(カレンダー部分)を選択します。
「ホーム」タブの「条件付き書式」から「新しいルール」を選択し、「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選びます。
数式の入力欄に条件式を入力し、書式ボタンから塗りつぶし色を設定します。
=AND($C5<=G$4,$D5>=G$4)
この数式は、多くのガントチャートテンプレートで使用される基本パターンです。
行の開始日がカレンダーの列日付以下であり、かつ終了日が列日付以上である場合にTRUEを返します。
| セル参照 | 意味 | 参照の種類 |
|---|---|---|
| $C5 | 開始日のセル | 列は絶対参照、行は相対参照 |
| $D5 | 終了日のセル | 列は絶対参照、行は相対参照 |
| G$4 | カレンダーヘッダーの日付セル | 行は絶対参照、列は相対参照 |
$記号の位置がポイントです!間違えやすいので、上の表を参考にしてくださいね
📝 複数条件での色分け設定
より高度な表現として、進捗状況に応じて色を変えたい場合は、複数のルールを設定します。
たとえば、完了したタスクは緑色、進行中のタスクは青色、遅延しているタスクは赤色で表示するといった設定が可能です。
条件付き書式のルールは上から順に評価されるため、優先順位の高いルール(完了タスクなど)を上位に配置します。
進捗率・担当者ごとの色分けカスタマイズ術
基本的なガントチャートができたら、さらに情報を追加して視認性と実用性を高めましょう。
進捗率の表示と担当者ごとの色分けは、プロジェクト管理において特に有用なカスタマイズです。
📝 進捗率の視覚化方法
進捗率を表現する方法はいくつかあります。
最もシンプルなのは、進捗率の列を追加してパーセンテージを数値で表示する方法です。
これだけでも状況把握には役立ちますが、視覚的なインパクトを高めるには、データバーの条件付き書式を活用します。
進捗率の列を選択し、条件付き書式からデータバーを適用すると、セル内に進捗率に応じた長さのバーが表示されます。
数字だけより、バーで見える化した方が一目で進捗が把握できますね
- 2つの条件付き書式ルールを組み合わせる
- 完了分のバーには濃い色、未完了分には薄い色を設定
より高度な表現として、ガントチャートのバー自体に進捗率を反映させることも可能です。
完了分と未完了分で異なる色のバーを表示するには、2つの条件付き書式ルールを組み合わせます。
完了分のバーには濃い色、未完了分には薄い色を設定することで、一目で進捗状況が把握できるガントチャートになります。
📝 担当者ごとの色分け設定
チームでプロジェクトを進める場合、担当者ごとにバーの色を変えることで、誰がどのタスクを担当しているかを視覚的に把握できます。
この設定には、担当者列を参照する条件付き書式を使用します。
たとえば、担当者が「山田」の場合は青色、「鈴木」の場合は緑色、「佐藤」の場合はオレンジ色で表示するといった設定です。
条件付き書式のルールを担当者の数だけ作成し、それぞれ異なる塗りつぶし色を設定します。
=AND($C5<=G$4,$D5>=G$4,$B5=”山田”)
この数式では、日付条件に加えて担当者列($B5)の値が特定の名前と一致するかどうかを判定しています。
担当者名を変えた数式を人数分作成すれば、チーム全員分の色分けができますよ
📝 凡例の作成
色分けを行った場合は、シートのどこかに凡例を作成しておくと、他のメンバーがチャートを見た際に色の意味を理解しやすくなります。
シートの上部や右側に小さな表を作成し、色と担当者名(または進捗状態)の対応を示しておきましょう。
カスタマイズしたガントチャートを印刷したり、PDFとして共有したりする場合は、色の見やすさに注意が必要です。
カラー印刷ができない環境では、色の違いが分からなくなる可能性があります。
そのような場合は、パターン(斜線や網掛け)を併用するか、色だけでなく記号や文字でも情報を表現することを検討してください。
PDFに変換すると見た目は保持されますが、後から編集できなくなるので用途に応じて使い分けましょう
【無料・簡単】Teams(チームズ)×Planner(プランナー)でガントチャート風タスク管理を実現
エクセルでのガントチャート作成は手軽である一方、ファイルの共有や更新の反映において課題を感じることがあります。
複数のメンバーが同時に編集したい場合や、常に最新の進捗状況をチーム全員で把握したい場合には、TeamsとPlannerを組み合わせた方法が効果的です。
Excelファイルをメールで回覧する運用、もう終わりにしませんか?
Microsoft Plannerは、Microsoft 365 Business Basic以上のライセンスに含まれるタスク管理ツールであり、追加費用なしで利用できます。
2023年以降、Plannerにはスケジュールビュー機能が追加され、タスクをタイムライン上に表示できるようになりました。
この機能を活用することで、エクセルファイルを共有する運用から脱却し、リアルタイムでチームの進捗を可視化できる環境を構築できます。
TeamsとPlannerを連携させれば、普段のコミュニケーションを行うTeams上から離れることなく、タスクの確認や更新が可能になります。
本セクションでは、PlannerとTeamsを使ったガントチャート風タスク管理の具体的な設定手順を解説します。
Planner(プランナー)でタスクの開始日・期限を設定する手順
Plannerでガントチャート風の表示を実現するには、各タスクに開始日と期限を正しく設定することが前提となります。
これらの日付情報がないタスクは、スケジュールビューに表示されないため、既存のプランを使用する場合も日付の設定状況を確認しておく必要があります。
📝 新しいプランの作成
Plannerを開くには、Microsoft 365のアプリランチャーからPlannerを選択するか、Teamsのタブから直接アクセスします。
新しいプランを作成する場合は、Plannerのホーム画面で「新しいプラン」をクリックします。
プラン名を入力し、プライバシー設定(パブリックまたはプライベート)を選択して作成を完了します。
プランを作成すると、自動的にMicrosoft 365グループが作成され、そのグループのメンバーがプランにアクセスできるようになります。
プランの公開範囲は後からでも変更できますが、最初から適切に設定しておくと安心です。
📝 タスクの追加と基本情報の入力
プランを開くと、ボード形式の画面が表示されます。
タスクを追加するには、「タスクを追加」をクリックし、タスク名を入力します。
この時点では最低限の情報のみでタスクが作成されますが、スケジュールビューで表示するためには追加の設定が必要です。
作成したタスクをクリックすると、詳細パネルが開きます。このパネルで、タスクの詳細情報を設定していきます。
「開始日」フィールドをクリックし、カレンダーからタスクの開始予定日を選択します。
「期限」フィールドをクリックし、タスクの完了予定日を設定します。この2つの日付が設定されていることが、スケジュールビューでの表示条件となります。
📝 担当者とバケットの設定
タスクの担当者を設定するには、詳細パネルの「割り当て」セクションで、プランのメンバーから担当者を選択します。
複数の担当者を設定することも可能です。
担当者が設定されたタスクは、その担当者のPlannerホーム画面やOutlookのタスクリストにも表示されるようになります。
担当者を設定すると、期限が近づいたときにリマインダー通知が届くので便利ですよ。
バケットは、タスクをカテゴリ分けするための機能です。
たとえば「企画」「設計」「開発」「テスト」といったフェーズごとにバケットを作成し、タスクを分類することで、プロジェクト全体の構造が把握しやすくなります。
新しいバケットを作成するには、ボードビューで「新しいバケットの追加」をクリックし、バケット名を入力します。
📝 優先度とラベルの活用
Plannerでは、タスクに優先度(緊急、重要、中、低)を設定できます。
詳細パネルの「優先度」ドロップダウンから選択することで、重要なタスクを視覚的に区別できます。
また、ラベル機能を使えば、タスクに色付きのタグを付けることができます。
ラベルは最大25個まで設定でき、それぞれに名前を付けることが可能です。
これらの情報はスケジュールビューでも反映されるため、タスクの種類や状態を色で識別できるようになります。
スケジュールビューでガントチャート風に表示する方法
タスクに開始日と期限を設定したら、スケジュールビューに切り替えてガントチャート風の表示を確認します。
スケジュールビューは、Plannerの標準機能として提供されており、追加の設定やライセンスなしで利用できます。
📝 スケジュールビューへの切り替え方法
プランを開いた状態で、画面上部のビュー切り替えメニューを確認します。
「ボード」「グラフ」「スケジュール」などのタブが表示されているはずです。
「スケジュール」をクリックすると、カレンダー形式の画面に切り替わり、各タスクが開始日から期限までの期間に応じたバーとして表示されます。
これがExcelで作るガントチャートに相当する表示です。タスクの期間が一目でわかりますね。
また、Teamsのタブから開いている場合は、Teams内のPlannerアプリが最新版に更新されているか確認することも重要です。
📝 表示期間の調整
スケジュールビューでは、表示する期間を調整できます。
画面上部のナビゲーションボタンを使って、週単位で前後に移動できます。
プロジェクト全体の俯瞰的な把握のためには、より長い期間を表示したい場合もあるでしょう。
表示期間の拡大・縮小は、ビューの設定やズーム機能で調整できます。
ただし、無料版のスケジュールビューでは、表示オプションに制限がある場合があります。
📝 タスクの直接編集
スケジュールビュー上でもタスクの編集が可能です。
表示されているタスクバーをクリックすると、詳細パネルが開き、日付や担当者などの情報を変更できます。
また、タスクバーをドラッグすることで、開始日と期限を視覚的に調整することも可能です。
この操作はボードビューにも即座に反映されるため、チームメンバー全員が最新の情報を確認できます。
ドラッグ操作でスケジュールを調整できるのは、エクセルにはない大きなメリットですね。
📝 TeamsタブへのPlannerの追加
チームのコミュニケーションハブとしてTeamsを使用している場合、Plannerをタブとして追加することで、Teamsから離れずにスケジュールを確認できます。
Teamsのチャネルで「+」(タブを追加)をクリックします。
アプリ一覧から「Planner」または「Tasks by Planner and To Do」を選択します。
既存のプランを選択するか、新しいプランを作成してタブに追加します。
これにより、チャネルのメンバーがタブをクリックするだけでスケジュールビューにアクセスできるようになります。
普段使っているTeamsの中で完結できるので、ツールを切り替える手間がなくなりますよ。
Planner(プランナー)スケジュールビューでできること・できないこと
Plannerのスケジュールビューは、チームでのタスク管理と進捗の可視化に有用なツールですが、本格的なプロジェクト管理ツールと比較すると機能に限界があります。
導入前に、できることとできないことを正確に把握しておくことで、適切な期待値を設定できます。
- タスクの期間をバーで視覚的に表示
- 担当者・優先度・ラベルによる色分け
- リアルタイムでの更新反映
- Teams・Outlookとの連携
タスクの期間を視覚的に表示することは、スケジュールビューの基本機能として問題なく実現できます。
開始日と期限が設定されたタスクは、カレンダー上にバーとして表示され、プロジェクト全体のタイムラインを把握できます。
タスクの担当者、優先度、ラベルによる色分けも反映されるため、誰がどのタスクを担当しているか、どのタスクが重要かを視覚的に確認できます。
色分けされていると、パッと見ただけで状況がわかるのが良いですね。
リアルタイムでの更新反映も大きなメリットです。
チームメンバーがタスクを完了としてマークしたり、期限を変更したりすると、その変更は即座にスケジュールビューに反映されます。
エクセルファイルを共有する運用と異なり、常に最新の状態を確認できます。
TeamsやOutlookとの連携も、Plannerの強みです。
タスクの期限が近づくとリマインダー通知が届き、自分に割り当てられたタスクはOutlookのTo Doリストからも確認・管理できます。
たとえば「タスクAが完了しないとタスクBを開始できない」という関係性を定義し、タスクAの遅延が自動的にタスクBの開始日に影響するといった連動は、無料版では実現できません。
クリティカルパス(プロジェクト全体の期間を決定する、遅延が許されないタスクの連鎖)の自動計算と表示も、無料版の機能には含まれていません。
これらの機能が必要な場合は、後述するPlannerプレミアム版またはMicrosoft Projectの導入を検討する必要があります。
依存関係の管理が必要なプロジェクトでは、別途エクセルで補完するか、有料ツールの検討が必要ですね。
リソース管理(各メンバーの作業負荷の可視化、リソースの最適配分)も、無料版では限定的です。
誰がどのタスクを担当しているかは確認できますが、特定のメンバーに過度な負荷がかかっていないかを自動で検出したり、警告したりする機能はありません。
また、ガントチャートとしての表示オプションも限られています。
バーの色をタスクごとに個別に設定したり、マイルストーン(期間のない重要な節目)を特別な形状で表示したりといった細かなカスタマイズは困難です。
印刷やPDF出力のオプションも、専用ツールと比較すると限定的です。
📝 制約を踏まえた活用方針
これらの制約を踏まえると、Plannerの無料スケジュールビューは、5〜15名程度のチームで行う日常的なタスク管理と進捗共有に最適といえます。
タスクの依存関係が複雑でなく、チームメンバーが自律的にタスクを進められる環境であれば、十分に機能を発揮します。
| 利用シーン | Planner無料版の適性 |
|---|---|
| 5〜15名のチームでのタスク管理 | ◎ 最適 |
| 依存関係がシンプルなプロジェクト | ◎ 最適 |
| 複数プロジェクトの横断管理 | △ 機能不足の可能性 |
| 厳密なスケジュール管理 | △ 機能不足の可能性 |
| 20名超の大規模チーム | × 有料ツール推奨 |
一方で、複数のプロジェクトを横断して管理したい場合、厳密なスケジュール管理が求められるプロジェクト、または20名を超える大規模チームでの運用には、機能不足を感じる可能性があります。
そのような場合は、Plannerプレミアム版やMicrosoft Projectへのアップグレード、または他のプロジェクト管理ツールとの併用を検討することをおすすめします。
まずは無料版で試してみて、物足りなさを感じたらアップグレードを検討する流れがおすすめです。
Microsoft Lists(リスト)でガントチャート風の進捗管理を構築する方法
Microsoft Listsは、SharePointをベースとしたリスト管理ツールであり、Microsoft 365 Business Basic以上のライセンスで利用可能です。
Plannerがタスク管理に特化しているのに対し、Listsはより汎用的なデータ管理ツールとして設計されています。
タスク管理以外にも在庫管理、イベント管理、問い合わせ管理など様々な用途に活用できます。
Listsは「何でも管理できる万能ツール」というイメージですね。エクセルのような自由度とクラウドの共有機能を両立しています。
Listsには「タイムラインビュー」と呼ばれる機能があり、開始日と終了日を持つアイテムをガントチャート風に表示することができます。
Plannerと比較した場合のListsの強みは、カスタムフィールドの追加が柔軟に行える点と、SharePointとの連携による高度な権限管理が可能な点にあります。
本セクションでは、Listsでゼロからタスクリストを作成し、タイムラインビューでガントチャート風に表示するまでの手順と、Listsを選択すべきケースについて解説します。
Lists(リスト)でタスク一覧作成からタイムラインビュー表示まで
Listsでガントチャート風の進捗管理を構築するには、まずタスク一覧となるリストを作成し、必要な列を設定した後、タイムラインビューを有効にするという流れで作業を進めます。
Lists(リスト)へのアクセス方法
Microsoft Listsには複数の方法でアクセスできます。
Microsoft 365のアプリランチャー(ワッフルメニュー)から「Lists」を選択する方法が最も直接的です。
また、Teamsのチャネルにタブとして追加することで、Teams内からListsにアクセスすることも可能です。
SharePointサイトから新しいリストを作成する方法もあり、この場合はそのSharePointサイトの権限設定が自動的に適用されます。
新しいリストの作成
Listsのホーム画面で「新しいリスト」をクリックすると、作成方法を選択する画面が表示されます。
空白のリストから作成する方法、既存のリストをコピーする方法、エクセルからインポートする方法、テンプレートを使用する方法から選択できます。
タスク管理用途なら「作業の進行状況トラッカー」や「問題トラッカー」のテンプレートも参考になりますよ。
空白のリストを選択した場合、リスト名と説明を入力し、保存先(マイリストまたはSharePointサイト)を選択して作成を完了します。
タスク管理に必要な列の追加
新しく作成されたリストには、「タイトル」列のみが存在します。
ガントチャート風の表示を実現するために、追加で必要な列を作成していきます。
画面右上の「列の追加」をクリックするか、列ヘッダーの「+」をクリックして新しい列を追加します。
タイムラインビューで表示するために必須となるのが、日付型の列です。
「開始日」という名前で日付列を作成し、同様に「終了日」または「期限」という名前でもう1つ日付列を作成します。
列の種類として「日付と時刻」を選択し、時刻を含めるかどうかは必要に応じて設定します。
| 列の種類 | 列名の例 | 用途 |
|---|---|---|
| 日付と時刻 | 開始日 | タイムラインの開始位置(必須) |
| 日付と時刻 | 終了日・期限 | タイムラインの終了位置(必須) |
| ユーザー | 担当者 | タスクの責任者を指定 |
| 選択肢 | 進捗状況 | 未着手・進行中・完了など |
| 選択肢 | 優先度 | 高・中・低の優先順位 |
| 選択肢 | カテゴリ | プロジェクトのフェーズや種類 |
Listsの強みは、このように自由にカスタム列を追加できる点です。組織の管理項目に合わせた柔軟な設計が可能ですね。
タスクデータの入力
列の設定が完了したら、タスクデータを入力していきます。
グリッドビューで表示されている状態で、各行にタスク情報を入力します。
大量のタスクを登録する場合は、エクセルでデータを準備してからコピー&ペーストする方法が効率的です。
エクセルで列の順序をListsの列順序に合わせておき、データ範囲をコピーしてListsのグリッドに貼り付けることで、一括登録が可能です。
また、既存のエクセルファイルからリストを作成する場合は、リスト作成時に「エクセルから」を選択することで、エクセルの表をそのままリストに変換できます。
タイムラインビューの作成と表示
タスクデータの入力が完了したら、タイムラインビューを作成します。
画面右上のビュー切り替えメニュー(通常は現在のビュー名が表示されている部分)をクリックします。
「新しいビューを作成」を選択し、ビューの種類として「タイムライン」を選択します。ビュー名を入力します(例:「ガントチャート」「プロジェクトタイムライン」など)。
タイムラインビューの設定画面で、開始日と終了日に使用する列を指定します。先ほど作成した「開始日」列と「終了日」列をそれぞれ選択します。
アイテムのグループ化に使用する列(担当者別、カテゴリ別など)や、表示する追加情報(進捗状況、優先度など)を設定できます。
設定を完了して保存すると、タスクがタイムライン上にバーとして表示されるようになります。
開始日から終了日までの期間に応じてバーの長さが決まり、複数のタスクを時系列で俯瞰できるガントチャート風の表示が完成します。
タイムラインビューの操作方法
タイムラインビューでは、表示期間をドラッグやスクロールで移動できます。
ズームイン・ズームアウトで表示単位(日、週、月)を調整し、プロジェクト全体を俯瞰したり、特定の期間を詳細に確認したりできます。
アイテムのバーをクリックすると詳細パネルが開き、情報の確認や編集が可能です。
バーをドラッグすることで、開始日と終了日を視覚的に変更することもできます。
ドラッグ操作で日程を直感的に調整できるのは、実務でとても便利なポイントですね。
Lists(リスト)を選ぶべきケースと制約事項
Listsのタイムラインビューは、Plannerやエクセルと同様に追加費用なしで利用できるガントチャート風表示機能ですが、それぞれのツールには異なる特性があります。
どのような場合にListsを選択すべきか、また機能的な制約について理解しておきましょう。
Lists(リスト)が適しているケース
カスタムフィールドを多数必要とする場合、Listsは最適な選択肢となります。
Plannerでは設定できる項目が限られていますが、Listsでは組織のニーズに合わせて自由に列を追加できます。
たとえば、予算情報、承認状況、関連ドキュメントへのリンク、複数の日付フィールドなど、標準的なタスク管理ツールでは扱いにくい情報も管理できます。
「Excelのような自由度がほしいけど、クラウドで共有もしたい」という方にはListsがぴったりです。
タスク管理以外のデータと統合したい場合も、Listsが有効です。
たとえば、イベントのスケジュール管理、製品の開発ロードマップ、採用プロセスの進捗管理など、純粋なタスク管理とは異なる用途でもタイムライン表示が活用できます。
Listsの汎用性は、様々な業務プロセスの可視化に応用できます。
SharePointとの連携を重視する場合も、Listsを選ぶ理由になります。
ListsはSharePointの機能として動作するため、SharePointサイトの権限設定がそのまま適用されます。
部門やプロジェクトごとにSharePointサイトを運用している組織では、既存の権限体系の中でタスク管理を行えます。
また、SharePointのワークフロー(Power Automate)と連携させることで、タスクの自動作成や通知の自動送信といった自動化も実現できます。
エクセルとの親和性を重視する場合も、Listsは有力な選択肢です。
エクセルからのデータインポートやエクセルへのエクスポートが容易であり、既存のエクセルデータを活かしながらクラウドベースの共有環境に移行できます。
- カスタムフィールドを多数必要とする場合
- タスク管理以外のデータと統合したい場合
- SharePointとの連携・権限管理を重視する場合
- エクセルとの親和性を重視する場合
Lists(リスト)の制約事項
Plannerの無料版と同様に、Listsのタイムラインビューでもタスク間の依存関係を設定することはできません。
あるタスクの完了が別のタスクの開始条件となるような関係性を定義し、自動的にスケジュールを調整する機能は備わっていません。
そのため、タスクの順序関係は手動で管理する必要があります。
リソース管理機能も限定的です。
担当者を設定することはできますが、各担当者の作業負荷を可視化したり、リソースの空き状況を考慮してタスクを自動配置したりする機能はありません。
タイムラインビューの表示オプションは、専用のガントチャートツールと比較すると限定的です。
マイルストーンの特別な表示、進捗率のバー内表示、複数プロジェクトの統合表示などの高度な機能は提供されていません。
また、Plannerと比較した場合、Teamsとの統合度合いがやや劣る点も考慮が必要です。
Plannerはタスクの通知やリマインダーがTeamsやOutlookと深く連携していますが、Listsの通知機能はより限定的です。
チームメンバーへのリマインダー送信などは、Power Automateを使った自動化で補完する必要がある場合があります。
Listsは自由度が高い分、通知などの自動化は自分で設定する必要があるということですね。
| 制約事項 | 詳細 |
|---|---|
| 依存関係の設定 | タスク間の前後関係を定義する機能なし |
| リソース管理 | 作業負荷の可視化・自動配置は不可 |
| 表示オプション | マイルストーン・進捗率表示など高度な機能なし |
| Teams連携 | Plannerより通知・リマインダー機能が限定的 |
Planner(プランナー)とLists(リスト)の使い分け
純粋なタスク管理を目的とし、チームでの日常的な進捗共有を重視する場合は、Plannerのほうが適しています。
Plannerはタスク管理に特化して設計されているため、タスクの作成・更新・完了のワークフローがスムーズであり、TeamsやOutlookとの連携も充実しています。
一方、カスタムフィールドが多数必要な場合、タスク管理以外のデータも同じ仕組みで管理したい場合、またはSharePointを中心としたドキュメント管理体系の中でタスク管理を行いたい場合は、Listsを選択するメリットがあります。
両ツールは併用することも可能であり、用途に応じて使い分けることで、それぞれの強みを活かすことができます。
「日常のタスク管理はPlanner、カスタマイズが必要な管理はLists」という使い分けがおすすめです。
📝 PlannerとListsの選び方まとめ
Plannerを選ぶ場合:純粋なタスク管理、Teams/Outlook連携重視、シンプルな運用
Listsを選ぶ場合:カスタムフィールド多数、SharePoint連携、Excel親和性、汎用的なデータ管理
Planner(プランナー)の新ガントチャート機能(プレミアム版)完全解説
Microsoft Plannerは2024年に大幅なアップデートを受け、従来のProject for the webと統合された新しいPlannerとして生まれ変わりました。
この統合により、Plannerには「プレミアム」機能が追加され、有料ライセンスを持つユーザーは本格的なガントチャート機能を含む高度なプロジェクト管理機能を利用できるようになっています。
無料版のスケジュールビューでは物足りない…と感じていた方には、プレミアム版は要チェックです!
無料版のPlannerスケジュールビューでは物足りなさを感じていた方にとって、プレミアム版は検討に値する選択肢です。
タスク間の依存関係設定、詳細なタイムライン表示、クリティカルパスの可視化など、これまでMicrosoft Projectでしか実現できなかった機能の一部が、より使いやすいPlannerのインターフェースで利用可能になりました。
本セクションでは、プレミアム版ガントチャート機能の詳細と、投資する価値があるかどうかを判断するための情報を提供します。
ガントチャート機能の提供開始時期と利用条件
Plannerのプレミアム機能は、段階的に展開されてきた経緯があります。
利用条件を正確に理解するために、機能の提供状況とライセンス要件について整理しておきましょう。
新しいPlanner(プランナー)の展開経緯
Microsoftは2023年後半から2024年にかけて、Plannerの大幅な刷新を進めてきました。
この刷新の核心は、従来のPlannerとProject for the webを統合し、単一のPlannerアプリケーションとして提供することにありました。
2024年初頭にはプレビュー版として新機能が公開され、2024年中に一般提供(GA)が順次開始されています。
既存のPlannerユーザーは追加ライセンスなしで従来機能を使い続けられるので、急いでアップグレードする必要はありません。
新しいPlannerでは、従来のPlannerの機能(ボードビュー、バケット、チェックリストなど)はそのまま維持されつつ、プレミアム機能として高度なプロジェクト管理機能が追加されています。
既存のPlannerユーザーは、追加のライセンスなしで従来の機能を引き続き利用でき、プレミアム機能を利用したい場合にのみ追加ライセンスが必要となる構成です。
プレミアム機能の利用に必要なライセンス
これらのライセンスは、Microsoft 365の基本ライセンスとは別に購入する必要がある有料オプションです。
Project Plan 1は、Web版のプロジェクト管理機能を提供するエントリーレベルのライセンスであり、新しいPlannerのプレミアム機能もこのライセンスで利用可能です。
Project Plan 3およびPlan 5には、デスクトップ版のMicrosoft Projectアプリケーションや、より高度なポートフォリオ管理機能が含まれています。
組織での展開状況の確認方法
自組織で新しいPlannerとプレミアム機能が利用可能かどうかは、実際にPlannerを開いて確認するのが最も確実です。
Microsoft 365ポータルからPlannerにアクセスし、新しいプランを作成する際に「プレミアム」オプションが表示されるかどうかを確認します。
プレミアムオプションが表示され、選択できる場合は、必要なライセンスが割り当てられています。
プレミアムオプションがグレーアウトしている場合は、IT管理者にライセンスの割り当て状況を確認してみてください。
プレミアムオプションが表示されない、またはグレーアウトしている場合は、必要なライセンスが割り当てられていないか、組織での展開がまだ完了していない可能性があります。
IT管理者に問い合わせて、ライセンスの割り当て状況や組織での展開計画を確認することをおすすめします。
プレミアム版で解放される機能一覧と無料版との違い
プレミアム版では、無料版では利用できない複数の高度な機能が解放されます。
これらの機能がどのような価値を提供するのか、具体的に見ていきましょう。
ガントチャートビューの強化
プレミアム版では、より本格的なガントチャートビューが利用可能になります。
無料版のスケジュールビューと比較して、表示のカスタマイズ性が向上し、タイムスケールの調整(時間単位から年単位まで)、バーの表示形式の変更、マイルストーンの特別表示などが可能になります。
プロジェクトの期間や詳細度に応じて、最適な表示形式を選択できるようになります。
タスクの依存関係設定
依存関係とは、あるタスクの開始や完了が別のタスクに影響を与える関係性のことです。
たとえば「設計完了後にしか開発を開始できない」という関係を定義することで、プロジェクト全体のスケジュールをより正確に管理できます。
依存関係を設定すると、先行タスクが遅れたときに後続タスクのスケジュールも自動で調整されます。手動管理の手間が大幅に減りますよ!
| 依存関係の種類 | 説明 | 使用例 |
|---|---|---|
| 終了-開始(FS) | 先行タスク完了後に後続タスク開始 | 設計完了→開発開始 |
| 開始-開始(SS) | 両タスクが同時に開始 | 並行作業の開始 |
| 終了-終了(FF) | 両タスクが同時に完了 | テストと修正の同時完了 |
| 開始-終了(SF) | 先行タスク開始で後続タスク完了 | 引継ぎ作業など |
プレミアム版では、これらの依存関係をガントチャート上で視覚的に設定・確認できます。
依存関係を設定することで、先行タスクの遅延が後続タスクに自動的に反映されるようになります。
手動でスケジュールを調整する手間が省けるだけでなく、遅延の影響範囲を即座に把握できるため、プロジェクト管理の精度が大幅に向上します。
クリティカルパスの表示
クリティカルパスとは、プロジェクト全体の期間を決定する、遅延が許されないタスクの連鎖のことです。
クリティカルパス上のタスクが遅延すると、プロジェクト全体の完了日も遅延します。
逆に言えば、クリティカルパス以外のタスクには多少の余裕(フロート)があり、遅延してもプロジェクト全体には影響しない場合があります。
📝 クリティカルパスの活用メリット
プレミアム版では、依存関係に基づいてクリティカルパスが自動的に計算され、ガントチャート上で視覚的に強調表示されます。
プロジェクトマネージャーは、どのタスクに注意を集中すべきかを一目で判断でき、リソースの優先配分を適切に行えます。
その他のプレミアム機能
プレミアム版では、ゴール(目標)機能を使ってプロジェクトの目的を明確化し、タスクと目標の関連付けを行うことができます。
また、複数のプランを横断して表示するロードマップ機能により、部門やポートフォリオ全体のスケジュールを俯瞰できます。
タスクのコピーやテンプレート化の機能も強化されており、類似のプロジェクトを繰り返し実行する場合に、効率的にプランを作成できます。
カスタムフィールドの追加により、組織固有の情報をタスクに付加することも可能になります。
無料版との機能比較まとめ
無料版と有料版、結局どっちがいいの?という方のために、主な違いを表にまとめました!
| 機能 | 無料版 | プレミアム版 |
|---|---|---|
| タスクの基本管理 | ○ | ○ |
| ボードビュー | ○ | ○ |
| 簡易スケジュールビュー | ○ | ○ |
| Teams・Outlook連携 | ○ | ○ |
| タスク依存関係の設定 | × | ○ |
| クリティカルパス表示 | × | ○ |
| 詳細なガントチャートビュー | × | ○ |
| ゴール・ロードマップ機能 | × | ○ |
| カスタムフィールド | × | ○ |
| 高度なレポート機能 | × | ○ |
無料版ではタスクの基本管理、ボードビュー、簡易スケジュールビュー、TeamsおよびOutlookとの連携が利用可能であり、チームでの日常的なタスク管理には十分な機能を備えています。
プレミアム版では、これらに加えて、タスク依存関係の設定、クリティカルパス表示、詳細なガントチャートビュー、ゴールとロードマップ機能、カスタムフィールド、高度なレポート機能などが利用可能になります。
Project Plan有料ライセンスの料金と費用対効果分析
プレミアム機能を利用するためのProject Planライセンスには、複数のプランが用意されています。
それぞれの料金と機能を比較し、自社にとっての費用対効果を検討しましょう。
Project Plan各プランの料金体系
| プラン | 月額料金(目安) | 主な機能 |
|---|---|---|
| Project Plan 1 | 約1,300円/ユーザー | Web版プロジェクト管理、プレミアム機能、ガントチャート、依存関係設定 |
| Project Plan 3 | 約4,000円/ユーザー | Plan 1機能+デスクトップ版Project、リソース管理、タイムシート |
| Project Plan 5 | 約7,500円/ユーザー | Plan 3機能+ポートフォリオ管理、需要管理、エンタープライズリソース管理 |
Microsoft Project Plan 1は、ユーザーあたり月額約1,300円程度(年間契約の場合)で提供されています。
このプランでは、Web版のプロジェクト管理機能、新しいPlannerのプレミアム機能、グリッドビュー、ボードビュー、タイムライン(ガントチャート)ビュー、依存関係の設定などが利用可能です。
まずはProject Plan 1から始めるのがおすすめです。Plannerのプレミアム機能はこのプランで十分使えます!
Project Plan 3は、ユーザーあたり月額約4,000円程度で提供されています。
Plan 1の機能に加えて、デスクトップ版のMicrosoft Projectアプリケーション、リソース管理機能、タイムシート、より詳細なレポート機能などが含まれます。
デスクトップ版は、大量のタスクを扱う場合やオフライン作業が必要な場合に有用です。
Project Plan 5は、ユーザーあたり月額約7,500円程度で提供されており、Plan 3の機能に加えて、ポートフォリオ管理、需要管理、エンタープライズリソース管理などの高度な機能が含まれます。
複数のプロジェクトを横断して管理するPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)や、大規模組織向けのプランです。
費用対効果の判断基準
Project Planライセンスへの投資が正当化されるかどうかは、いくつかの観点から判断できます。
まず、現在のプロジェクト管理における課題を明確にすることが重要です。
タスクの依存関係を手動で管理することに多くの時間を費やしている場合、スケジュール変更の影響把握に苦労している場合、またはクリティカルパスが不明確でリソース配分に迷いがある場合は、プレミアム機能による効率化効果が期待できます。
次に、プロジェクトの規模と複雑さを考慮します。
タスク数が50個未満で依存関係もシンプルなプロジェクトであれば、無料版やExcelでも十分に管理できるでしょう。
一方、タスク数が100を超え、複雑な依存関係がある場合は、手動管理の限界を感じやすく、プレミアム機能の価値が高まります。
週に数時間もスケジュール調整に費やしているなら、月額1,300円の投資は十分に元が取れるはずです。
ライセンスコストと工数削減効果の比較も重要です。
たとえば、プロジェクトマネージャーが週に数時間をスケジュール調整に費やしている場合、その人件費とライセンス費用を比較します。
仮に時給換算で週3時間の工数削減が見込める場合、月額1,300円のライセンス費用は十分に回収可能と判断できるでしょう。
段階的な導入アプローチ
まずはプロジェクトマネージャーなど、主要な管理者のみにProject Plan 1ライセンスを割り当て、プレミアム機能の有用性を検証します。
📝 ライセンス割り当てのポイント
プレミアム機能で作成したプランは、ライセンスを持たないチームメンバーも閲覧できます。
そのため、全員がライセンスを持つ必要はなく、管理者のみに割り当てれば十分です。
検証期間中に、工数削減効果やプロジェクト管理品質の向上を定量的に評価します。
効果が確認できた場合に、他のプロジェクトマネージャーや管理者にもライセンスを展開していくという段階的なアプローチが、リスクを抑えた導入方法となります。
- STEP1:主要管理者のみにPlan 1を割り当て
- STEP2:検証期間中に効果を定量評価
- STEP3:効果確認後、他の管理者にも展開
【上級編】PowerApps(パワーアップス)でPlanner(プランナー)にガントチャート表示を追加する方法
Microsoft 365の標準機能では実現できない要件がある場合、Power Platformを活用したカスタムソリューションの構築という選択肢があります。
PowerAppsは、Microsoft 365に含まれるローコード開発プラットフォームであり、プログラミングの専門知識がなくても業務アプリケーションを作成できるツールです。
「ノーコード」と「ローコード」の違いを簡単に言うと、ローコードは少量のコード記述が必要になる場合がある開発手法です
Plannerのデータを取得し、独自のガントチャート表示を持つアプリケーションを構築することで、標準機能にはない柔軟なカスタマイズが可能になります。
たとえば、複数のプランを統合した横断的なガントチャート、組織独自のビジネスルールに基づいたタスク表示、他システムとの連携を含む統合ダッシュボードなど、様々な要件に対応できます。
本セクションでは、PowerAppsを活用するメリットと必要なスキルレベル、そしてPlannerデータをガントチャート化する基本的な仕組みについて解説します。
PowerApps(パワーアップス)活用のメリットと必要なスキルレベル
PowerAppsでカスタムガントチャートを構築することには、標準機能を使う場合とは異なるメリットと、考慮すべきハードルがあります。
自社での対応可否を判断するために、これらを正確に把握しておきましょう。
📝 PowerAppsで実現できること
PowerAppsを使うことで、Plannerの標準機能では対応できない様々な要件を実現できます。
まず、UIのカスタマイズ自由度が大幅に向上します。
ガントチャートの色、形状、表示情報を自由に設計でき、組織のブランドカラーに合わせたデザインや、業務に最適化された情報表示が可能になります。
複数データソースの統合も、PowerAppsの大きな強みです。
Plannerのタスクデータだけでなく、SharePointリスト、エクセルファイル、Dataverse、さらには外部システムのデータを組み合わせて、統合的なビューを構築できます。
たとえば、Plannerのタスクと人事システムの休暇情報を組み合わせて、リソースの稼働可能日を考慮したガントチャートを表示するといった高度な要件にも対応可能です
独自のビジネスロジックを組み込むこともできます。
特定の条件を満たすタスクを強調表示する、承認ワークフローと連動してステータスを更新する、アラート条件をカスタマイズするなど、組織固有のルールに基づいた動作を実装できます。
📝 必要なスキルレベル
PowerAppsはローコードプラットフォームと位置づけられていますが、本格的なガントチャートアプリケーションを構築するには、一定のスキルが必要です。
具体的には、以下のようなスキルセットが求められます。
| スキル項目 | 内容 | 習得期間目安 |
|---|---|---|
| PowerAppsの基本操作 | キャンバスアプリの作成、コントロールの配置と設定、プロパティの操作、データソースの接続 | 数日〜1週間 |
| Power Fxの理解 | コレクションの操作、条件分岐、繰り返し処理などの記述(中級レベル) | 1〜2週間 |
| データ構造の理解 | Plannerのデータ形式、タスクの親子関係や日付情報の格納方法の把握 | 数日 |
| ガントチャート描画ロジック | 日付の水平軸変換、タスクバーの位置・サイズ算出、スクロール・ズームの実装 | 1〜2週間 |
📝 開発工数の目安
シンプルなガントチャート表示(タスクを横棒で表示する基本機能)であれば、PowerAppsの経験者が数日から1週間程度で構築できます。
依存関係の表示、インタラクティブな編集機能、複数ビューの切り替えなど、機能を追加するごとに工数は増加し、本格的なアプリケーションとして完成させるには数週間から数ヶ月を要する場合もあります。
社内にPowerAppsの開発経験者がいない場合は、外部パートナーへの開発委託も選択肢として検討してみてください
その場合は、要件定義を明確にした上で、開発費用と、プレミアムライセンスを購入する場合のコストを比較検討することをおすすめします。
📝 PowerAppsライセンスの考慮
PowerAppsの利用には、ライセンスの考慮も必要です。
Microsoft 365に含まれるPowerAppsでは、Microsoft 365内のデータソース(Planner、SharePointなど)に接続するアプリを作成・利用できます。
開発を開始する前に、想定するデータソースと必要なライセンスを確認しておきましょう。
Plannerデータをガントチャート化する基本的な仕組み
PowerAppsでPlannerのデータを取得し、ガントチャートとして表示するための技術的な仕組みを概説します。
詳細な実装手順は開発ガイドや専門書に譲りますが、実現可能性を判断するための基本的な理解を提供します。
📝 Plannerコネクタによるデータ取得
PowerAppsには、Plannerに接続するための標準コネクタが用意されています。
このコネクタを使用することで、プラン一覧の取得、特定プランのバケット一覧取得、タスク一覧取得、タスク詳細の取得といった操作が可能です。
アプリ内でPlannerコネクタを追加し、関数を呼び出すことでデータを取得します。
たとえば、特定のプランに含まれるすべてのタスクを取得するには、Planner.ListTasks関数を使用します。
取得したデータには、タスクID、タスク名、開始日時、期限日時、担当者、進捗状況などの情報が含まれています
📝 日付から位置への変換ロジック
ガントチャートの核心は、日付情報を画面上の位置(ピクセル座標)に変換するロジックです。
基本的な考え方として、表示するタイムラインの開始日と終了日を決定し、その期間を画面の幅に対応させます。
各タスクの開始日と終了日を、このタイムライン上の相対位置に変換することで、タスクバーの左端位置と幅を算出します。
- タイムライン:1月1日〜1月31日(31日間)、画面幅:620ピクセル
- 1日あたり20ピクセルとして計算
- 1月5日開始、1月10日終了のタスク → 左端位置80px、幅120px
Power Fxでは、DateDiff関数を使って日付間の日数を計算し、それを画面幅に応じた係数で乗算することで、位置と幅を算出します。
この計算をタスクごとに行い、結果をコレクションに格納して描画に使用します。
📝 ガントチャートの描画方法
PowerAppsでガントチャートを描画するには、いくつかのアプローチがあります。
最も基本的な方法は、ギャラリーコントロールと図形コントロールを組み合わせる方法です。
縦方向にタスクを並べるギャラリーを配置し、各行の中にタスクバーを表す四角形コントロールを配置します。
四角形のX座標とWidthプロパティに、先ほど計算した位置と幅の値を設定することで、タスクに応じたバーが表示されます。
| 描画方法 | 特徴 | 難易度 |
|---|---|---|
| ギャラリー+図形コントロール | 最も基本的な方法、標準機能のみで実現可能 | 中級 |
| HTMLテキスト+SVG | 動的にSVGを生成、より高度な表現が可能 | 上級 |
| PCFコンポーネント | React等で開発されたカスタムコントロール、複雑なビジュアル・インタラクション対応 | 上級〜専門 |
コミュニティで公開されているガントチャート用のPCFコンポーネントを利用すれば、開発工数を大幅に削減できる場合もありますよ
📝 データの更新と双方向同期
表示だけでなく、ガントチャート上からタスクを編集し、その変更をPlannerに反映させることも可能です。
Plannerコネクタには、タスクの更新や作成のための関数も用意されています。
ユーザーがアプリ上でタスクバーをドラッグして日付を変更した際に、その新しい日付をPlanner.UpdateTask関数でPlannerに書き戻すことで、双方向の同期が実現できます。
📝 実装の現実的なアプローチ
PowerAppsでの本格的なガントチャート開発は、決して簡単ではありません。
現実的なアプローチとして、まずは表示機能のみに絞った簡易版を構築し、有用性を検証することをおすすめします。
編集機能や高度なカスタマイズは、基本版の評価後に段階的に追加していく方針が、リスクを抑えた開発につながります。
開発工数とライセンス費用のバランスを考慮し、自社に最適な方法を選択してくださいね
エクセル・Planner(プランナー)・Lists(リスト)・Project(プロジェクト)・スーツアップ機能比較と選び方ガイド
ここまで、Microsoft 365内でガントチャートを作成・活用する様々な方法を解説してきました。
それぞれに長所と短所があり、プロジェクトの特性や組織の状況によって最適な選択は異なります。
「結局どれを選べばいいの?」という疑問にお答えするセクションです!
本セクションでは、これらのツールを横並びで比較するとともに、Microsoft 365以外の選択肢として注目されているタスク管理ツール「スーツアップ」についても紹介します。
稟議資料や社内説明に使える判断材料として、用途・規模別のおすすめツール早見表と、無料で十分なケースと有料ツールが必要なケースの判断基準を提示します。
エクセルのような入力画面のAIタスク管理ツール「スーツアップ」の登場
Microsoft 365のツール群は、既存ライセンスの範囲内で利用できるという大きなメリットがありますが、すべての組織にとって最適解とは限りません。
特に、エクセルでの管理に慣れているが、より効率的なタスク管理を実現したいという組織にとって、新たな選択肢として「スーツアップ」が注目されています。
スーツアップ
チームのタスク管理が手軽にできて、操作や運用も簡単なツールを探しているなら経営支援クラウド「スーツアップ」がおすすめです。
スーツアップとは表計算ソフトのような直感的な操作が可能なツールで、PCスキルに自信がない方でも気軽に使える親切な設計になっています。
さらに、タスクひな型、期限通知及び定型タスクなどプロジェクトやタスクの管理に役立つ機能が揃っているので、更新スケジュールの管理や作業の進捗状況の確認もスムーズに行えます。
チャットツールやオンライン会議を使った相談に対応しているほか、対面でのコンサルを受けられるなど、サポート体制が充実しているのもポイント。
スーツアップは、表計算ソフトのような親しみやすい操作感で、パソコンが苦手な人でも直感的に使えるのが魅力。チームでのタスク管理や外部ツールとの連携に長けており、幅広く活用できるでしょう。


- エクセル感覚で操作!
スーツアップは、エクセルのような感覚で操作できますが、期限通知や定型タスクの自動生成など、エクセルにはない便利な機能が充実。日々のタスク更新もストレスがありません。
- 業務の「見える化」でミスゼロへ
チームのタスクや担当、期限などを表で一元管理。全員が進捗を把握できるから、抜け漏れや期限遅れがなくなり、オペレーションの質もアップします。
- テンプレートでプロジェクト管理が楽
よくある業務はタスクひな型として自動生成できるので、毎回ゼロから作る手間なし。誰でもすぐに運用を始められるのがスーツアップの強みです。
「かんたん、毎日続けられる」をコンセプトに、やさしいテクノロジーでチームをサポートする「スーツアップ」。
まずは無料お試しでツールを体験してみませんか?
用途・規模別おすすめツール早見表
組織の規模やプロジェクトの特性に応じて、最適なツールは異なります。
以下では、典型的なシナリオ別におすすめのツールを整理します。
| 利用シーン | おすすめツール | ポイント |
|---|---|---|
| 個人での進捗管理 | エクセルテンプレート | 追加コストなし、カスタマイズ自由 |
| 小規模チーム(2〜5名) | Planner無料版 | Teams連携、依存関係不要な場合 |
| 中規模チーム(5〜15名) | Planner無料版/Lists または Plannerプレミアム版 | 依存関係の有無で選択 |
| 大規模チーム(15名以上) | Microsoft Project Plan 3以上 | リソース管理、ポートフォリオ管理 |
| エクセル操作に慣れた組織 | スーツアップ | エクセルライク操作性+クラウド共有 |
| カスタマイズ要件が高い | PowerApps開発 | 開発リソース・予算に応じて |
📝 個人での進捗管理・小規模タスク管理の場合
個人で10個程度のタスクを管理し、進捗状況を把握したいという場合は、ガントチャートテンプレートが最も手軽な選択肢です。
追加コストがかからず、カスタマイズも自由に行えます。
ファイルをOneDriveに保存しておけば、複数のデバイスからアクセスすることも可能です。
📝 小規模チーム(2〜5名)でのタスク共有の場合
小規模なチームでタスクを共有し、誰が何を担当しているかを把握したい場合は、Plannerの無料版スケジュールビューがおすすめです。
Teamsとの連携により、コミュニケーションの中でタスク管理を行えます。
依存関係管理は不要で、タスクの可視化と進捗共有が主な目的であれば、無料版で十分に対応できます。
まずは無料版で試してみて、物足りなければ有料版を検討するのがおすすめです!
📝 中規模チーム(5〜15名)でのプロジェクト管理の場合
複数のフェーズを持つプロジェクトを中規模チームで管理する場合は、プロジェクトの複雑さに応じて選択肢が分かれます。
タスク間の依存関係がシンプルで、主に進捗の可視化と共有が目的であれば、Plannerの無料版またはListsで対応可能です。
一方、タスク間の依存関係を明確に管理したい、クリティカルパスを把握したいという要件がある場合は、Plannerプレミアム版(Project Plan 1)の導入を検討すべきです。
プロジェクトマネージャーにのみライセンスを割り当てることで、コストを抑えながらプレミアム機能を活用できます。
📝 大規模チーム(15名以上)・複数プロジェクト横断管理の場合
15名を超えるチームや、複数のプロジェクトを横断して管理する必要がある場合は、Microsoft Project Plan 3以上、または専門のプロジェクト管理ツールの導入を検討すべきです。
リソース管理、ポートフォリオ管理、詳細なレポート機能など、大規模プロジェクト管理に必要な機能が求められます。
エクセルライクな操作性を維持しながら、リアルタイム共有とAI生成タスク機能を手に入れることができます。
組織固有の要件が多く、標準ツールでは対応できない場合は、PowerAppsでのカスタム開発またはサードパーティツールとの連携を検討します。
開発リソースの有無や、カスタマイズにかけられる予算に応じて、最適なアプローチを選択してください。
- エクセル:追加コストなし、カスタマイズ自由、リアルタイム共有には工夫必要
- Planner無料版:Teams統合優秀、依存関係・クリティカルパス非対応
- Plannerプレミアム版:依存関係・クリティカルパス対応、Project Plan 1以上必要
- Lists:カスタムフィールド柔軟、SharePoint連携、依存関係非対応
- Microsoft Project:エンタープライズ対応、高機能・高コスト・習得時間要
- スーツアップ:エクセルライク操作性、AI機能、日本語サポート充実
無料で十分なケース vs 有料ツールが必要なケースの判断基準
ツール選択において最も重要な判断の一つが、無料の範囲で対応するか、有料ツールに投資するかという点です。
以下の基準を参考に、自社の状況を客観的に評価してみてください。
プロジェクトのタスク数が50個未満であり、タスク間の依存関係が複雑でない場合は、Excel、Planner無料版、Listsのいずれかで十分に対応できます。
タスクの前後関係があったとしても、人が判断して手動でスケジュール調整できる程度であれば、依存関係の自動管理機能は必須ではありません。
「とりあえず見える化したい」という段階なら、まず無料ツールから始めてOKです!
チームメンバーが5名以下で、全員が比較的自律的にタスクを進められる環境であれば、無料ツールで管理コストを最小限に抑えることができます。
複雑なリソース管理やワークロードの最適化が不要であれば、シンプルなツールのほうが運用も楽になります。
プロジェクトが短期間(数週間程度)で完了する場合や、一度きりのプロジェクトである場合も、無料ツールで対応するのが合理的です。
有料ツールの習得時間と費用が、プロジェクトの期間に見合わない可能性があります。
主な目的が「タスクの見える化」と「チームへの情報共有」であり、厳密なスケジュール管理や進捗予測は求めていない場合も、無料ツールで十分です。
プロジェクト管理に多くの時間を割くよりも、実際の作業に集中したいという状況に適しています。
タスク数が100を超え、タスク間に複雑な依存関係がある場合は、手動での管理に限界を感じるでしょう。
あるタスクの遅延が他の複数タスクに連鎖的に影響する状況では、依存関係の自動管理機能が必須となります。
このような場合、Plannerプレミアム版やMicrosoft Projectへの投資が正当化されます。
「遅延がビジネスに直結する」なら、有料ツールへの投資を真剣に検討すべきタイミングです
複数のプロジェクトを同時に進行させ、リソース(人員)を共有している場合も、有料ツールの価値が高まります。
誰がいつどのプロジェクトに従事しているかを把握し、リソースの競合を避けるためには、統合的な管理機能が必要です。
プロジェクトの遅延が大きな損失につながる場合(クライアントへのペナルティ、市場投入のタイミング逸失など)は、スケジュール管理の精度を高めるための投資が合理的です。
クリティカルパスの可視化や進捗予測機能によって、リスクを早期に発見し対処できます。
プロジェクトマネージャーがスケジュール管理作業に多くの時間を費やしている場合も、有料ツールによる効率化効果が期待できます。
週に数時間以上をスケジュール調整に費やしているならば、その人件費とツールのライセンス費用を比較検討してください。
経営層や顧客への報告資料を頻繁に作成する必要がある場合、有料ツールのレポート機能が役立ちます。
手動でExcelグラフを作成するより、ツールから直接レポートを出力するほうが、正確性と効率の両面で優れています。
これらの点を整理することで、自社にとって最適な選択が明確になるはずです。
Office365でガントチャート作成を始める最初の一歩
ここまで、Microsoft 365でガントチャートを作成する様々な方法、各ツールの特徴と比較、そして有料オプションの費用対効果について詳しく解説してきました。
情報量が多く、どこから手をつければよいか迷っている方もいるかもしれません。
「結局、自分は何から始めればいいの?」という疑問にお答えします!
本セクションでは、記事全体のまとめとして、あなたの状況に応じた具体的な最初のアクションを提示します。
今日から始められる実践的なステップを示すことで、ガントチャートを活用したプロジェクト管理への第一歩を踏み出すお手伝いをします。
まずは現状を把握する
ガントチャート作成を始める前に、まず自社の現状を確認することが重要です。
Microsoft 365のライセンス状況、チームの規模、プロジェクトの複雑さ、そしてメンバーのITスキルレベルを把握することで、最適なツール選択が可能になります。
いきなりツールを選ぶのではなく、まず「自分たちに何が必要か」を明確にすることが大切です。
- Microsoft 365のライセンス状況
- チームの規模と構成
- プロジェクトの複雑さ
- メンバーのITスキルレベル
現在のMicrosoft 365ライセンスを確認するには、Microsoft 365管理センターにアクセスするか、IT部門に問い合わせてください。
Business Basic以上のライセンスがあれば、Excel、Planner、Lists、Teamsはすべて追加費用なしで利用可能です。
Project Plan 1以上のライセンスが割り当てられていれば、Plannerのプレミアム機能も利用できます。
今日から始められる3つのアクションプラン
現状把握ができたら、以下の3つのアクションプランから、自分の状況に最も近いものを選んで実践してください。
どのプランも今日から始められる内容になっています。自分に合ったものを選びましょう!
📝 アクションプラン1:最短ルートでガントチャートを完成させたい方
「今すぐガントチャートが必要で、最短ルートで完成させたい」という方向けです。
この場合、エクセルの公式テンプレートを使用する方法が最適です。
エクセルを起動して検索ボックスに「ガントチャート」と入力し、テンプレートを選択して新規作成します。
サンプルデータを参考にしながら、自分のプロジェクトのタスク名、開始日、終了日を入力していきます。
完成したファイルは、OneDriveに保存してチームメンバーと共有できます。
15分程度で基本的なガントチャートが完成するはずです。
この方法は、来週のキックオフミーティングまでにガントチャートを用意しなければならないといった緊急性の高い状況に最適です。
📝 アクションプラン2:チームでリアルタイムに進捗共有したい方
「チームでリアルタイムに進捗を共有したい」という方向けです。
この場合、TeamsとPlannerの組み合わせを試してみてください。
Teamsで該当するチームのチャネルを開き、タブの追加ボタンからPlannerを選択します。
新しいプランを作成するか、既存のプランを選択してタブに追加します。
プラン内でタスクを作成し、各タスクに開始日と期限を設定します。
すべてのタスクに日付を設定したら、スケジュールビューに切り替えて、ガントチャート風の表示を確認します。
この方法は、すでにTeamsをコミュニケーションの中心として使用しており、ファイル共有の手間なくタスク管理を行いたいチームに最適です。
30分から1時間程度で、チーム全員がアクセスできるタスク管理環境が構築できます。
📝 アクションプラン3:情報収集から始めて最適な方法を見極めたい方
「まずは情報収集から始め、最適な方法を見極めたい」という方向けです。
この場合、段階的なアプローチをおすすめします。
本記事で紹介した各ツールの特徴を整理し、自社の要件(タスク数、チーム規模、必要な機能)をリストアップします。
Excel、Planner、Listsの3つを実際に触ってみて、操作感を確認します。いずれも無料で試せるため、リスクなく比較できます。
1〜2週間の試用期間を設けて、実際のプロジェクトで使ってみます。
機能不足を感じたら、プレミアム版や他のツールへの移行を検討します。
このアプローチは、時間的な余裕があり、長期的に最適な運用体制を構築したい組織に適しています。
急ぎでなければ、プラン3の段階的アプローチが最も失敗しにくい方法です。
スモールスタートの重要性
どのアクションプランを選ぶ場合でも、スモールスタートを心がけてください。
最初から完璧なガントチャートを作ろうとするのではなく、まずは基本的な機能だけで運用を開始し、必要に応じて機能を追加していくアプローチが成功への近道です。
「完璧を目指して何も始められない」より、「まず動き出して改善していく」方が圧倒的に成果につながります!
たとえば、最初は主要なタスク10〜20個だけをガントチャートに登録し、運用しながら細かいタスクを追加していく方法があります。
最初からすべてのタスクを網羅しようとすると、準備に時間がかかりすぎて、本来の業務に支障をきたす可能性があります。
また、チーム全体への展開前に、まずは自分一人で、または少人数のパイロットチームで試用することをおすすめします。
実際に使ってみて初めて分かる課題や改善点を洗い出し、運用ルールを整備してから全体に展開することで、スムーズな定着が期待できます。
パイロットチームでの試用は、全体展開時の「つまずきポイント」を事前に発見できる貴重な機会です。
継続的な改善のための振り返り
ガントチャートを導入した後は、定期的に運用状況を振り返り、改善を続けることが重要です。
週次または月次のミーティングで、ガントチャートの活用状況を確認し、以下のような点をチェックしてください。
「導入して終わり」ではなく、継続的に見直すことで本当の効果が発揮されます。
📝 チェック1:タスクの更新は適切に行われているか
実態とガントチャートの内容に乖離が生じていないかを確認します。
乖離が大きい場合は、更新の手間が負担になっている可能性があります。
より簡単に更新できる方法を検討するか、更新頻度のルールを見直してください。
📝 チェック2:意思決定に活用できているか
ガントチャートを見て意思決定に活用できているかも重要なチェックポイントです。
単に作成しているだけで、実際の判断には使われていないという状況では、ガントチャート作成の工数が無駄になってしまいます。
進捗会議や報告の場でガントチャートを積極的に活用し、その価値を実感できる運用を目指してください。
📝 チェック3:機能不足を感じる場面はないか
機能不足を感じる場面があれば、それを記録しておきます。
「依存関係の管理ができれば便利なのに」「複数プロジェクトを一覧できれば助かるのに」といった具体的なニーズが蓄積されれば、次のステップとしてプレミアム版や他ツールへの移行を検討する材料になります。
機能不足の記録は、将来のツール選定やアップグレード判断の貴重な根拠になります。
次のステップへの道筋
本記事で紹介した方法を実践し、ガントチャートを活用したプロジェクト管理が軌道に乗ったら、次のステップとして以下のような発展を検討できます。
無料ツールで基礎を固めてから、必要に応じてステップアップしていく流れがおすすめです。
📝 ステップアップ1:Plannerプレミアム版への移行
無料ツールで運用を開始し、依存関係管理の必要性を感じた場合は、Plannerプレミアム版への移行が自然なステップです。
無料版で作成したプランはそのまま引き継げるため、移行の負担は最小限に抑えられます。
プロジェクトマネージャーなど、プレミアム機能を必要とするメンバーにのみライセンスを割り当てることで、コストを最適化できます。
📝 ステップアップ2:ポートフォリオ管理への発展
複数のプロジェクトを横断して管理する必要が出てきた場合は、Microsoft ProjectやPower BIを活用したポートフォリオ管理を検討してください。
個々のプロジェクトのガントチャートを統合し、組織全体のリソース配分や進捗状況を俯瞰できる環境を構築できます。
📝 ステップアップ3:ノウハウの組織展開
ガントチャートを含むプロジェクト管理のノウハウが蓄積されてきたら、テンプレート化やベストプラクティスの文書化を行い、組織全体に展開することも有意義です。
成功事例を共有することで、他のチームや部門でもプロジェクト管理の品質向上が期待できます。
焦らず段階的にレベルアップしていくことで、組織全体のプロジェクト管理力が着実に向上します。
まとめ
追加コストなしで今日から始められるエクセルやPlannerから、本格的なプロジェクト管理に対応するプレミアム機能やMicrosoft Projectまで、ニーズに応じた選択が可能です。
| ツール | 特徴 | おすすめの用途 |
|---|---|---|
| エクセル | テンプレートで即座に作成可能 | 緊急でガントチャートが必要な場合 |
| Planner(無料) | Teamsと連携してリアルタイム共有 | チームでの進捗共有 |
| Lists | タイムラインビューで視覚化 | シンプルなタスク管理 |
| Planner(プレミアム) | 依存関係管理が可能 | 複雑なプロジェクト管理 |
| Microsoft Project | 本格的なPM機能を搭載 | 大規模・複数プロジェクト管理 |
まずは無料ツールから始めて、必要に応じてステップアップしていくのが賢い選択です。
重要なのは、完璧なツールを探し求めることではなく、まず一歩を踏み出すことです。
最初は簡単な方法で始め、実際に使いながら課題を発見し、必要に応じてツールや運用方法を改善していくアプローチが、最も確実に成果につながります。
- 現状把握から始める(ライセンス・チーム規模・スキル)
- 3つのアクションプランから自分に合ったものを選ぶ
- スモールスタートで小さく始める
- 定期的な振り返りで継続改善
- 必要に応じて段階的にステップアップ
本記事が、あなたのプロジェクト管理の効率化と、チームの生産性向上に貢献できれば幸いです。
ぜひ今日から、Office365でのガントチャート作成に挑戦してみてください。
この記事を読んだ今日が、あなたのプロジェクト管理改善のスタート地点です!


株式会社スーツ 代表取締役社長CEO
2013年3月に、新卒で入社したソーシャル・エコロジー・プロジェクト株式会社(現社名:伊豆シャボテンリゾート株式会社、東証スタンダード上場企業)の代表取締役社長に就任。同社グループを7年ぶりの黒字化に導く。2014年12月に株式会社スーツ設立と同時に代表取締役に就任。2016年4月より総務省地域力創造アドバイザー及び内閣官房地域活性化伝道師。2019年6月より国土交通省PPPサポーター。2020年10月にYouTuber事務所の株式会社VAZの代表取締役社長に就任。月次黒字化を実現し、2022年1月に上場企業の子会社化を実現。2022年12月にスーツ社を新設分割し同社を商号変更、新たに株式会社スーツ設立と同時に代表取締役社長CEOに就任。
現在、スーツ社では、チームのタスク管理ツール「スーツアップ」の開発・運営を行い、中小企業から大企業のチームまで、日本社会全体の労働生産性の向上を目指している。